Electricwoods 合同会社(神奈川県・茅ヶ崎市)とDigital Lynx Systems Inc. (カナダ・オンタリオ州)は漫画制作のあり方に一石を投じるMac/iPad専用漫画制作支援アプリ「MangaLoft 1.0」を2026年11月5日より公開いたします。MangaLoftは漫画制作支援に特化したアプリで、ペン先やトーン、コマ割りなど漫画制作固有の機能に注力。もっと気楽に漫画制作を始められるよう設計・開発しました。作画、ページ編集など基本的な作業は無料で利用できますが、印刷などの出力にはサブスクリプションが必要となります。信頼できる人がサブスクリプションに加入している場合は代わりに出力してもらってもかまいません。

MangaLoft ページ編集画面
コマを切って、後で微調整
ページの枠をナイフで切る感覚でコマ割りを作成できます。切ったコマはレイヤーになっているので、はみ出しの心配なしに作画できます。コマの微調整なら、書き足しなしで枠を調整できます。とは言え大きく変更すると、やっぱり書き足しは必要となります。
自分の線に合うペンをつくる
Apple Pencilやペンタブレットの筆圧を生かし、入り抜きや手ブレ補正を調整。お気に入りのペン先を登録できます。ペン先の調整をちょっと試したい場合は、試し描きパッドで、ペン先を試してみて気に入ったら登録します。

トーンは、貼ったあとも調整可能
網点、グラデーション、流線、集中線などのトーンを作画した絵に切り貼りできます。集中線などは中心点や効果を調整可能で、しかも、一度貼ったトーンのエッジを伸ばしたり、スムーズにしたりと貼った後の調整も可能です。

効果トーンは、自分でもつくれる
ちょっと特殊な効果のトーンが欲しい場合はスクリプトを書いてトーンとして貼る事ができます。誰でもちょっと試してみるという訳にはいきませんが、特殊な効果をトーンにしたい場合は技術資料を参考にして自作する事が可能です。難易度は高いですが、可能性は広がります。

トーンにスクリプトトーン
フキダシもしっぽも合成して、あとで整える
典型的なフキダシも簡単に作成できます。シッポも別々に描いて合成すれば、シッポ付きのきれいなフキダシの完成です。フキダシやシッポは複数合成してもいいので、集団でワイワイしているフキダシも表現できます。フキダシをコマの枠の上に置きたい場合は、コマのレイヤーではなく、コマのレイヤーの上のレイヤーにフキダシを置く事で、はみ出しの効果を狙えます。

フキダシとシッポを合成
日本語のセリフを、縦書きで
英語などの横書きのテキストに加え、日本語では横書きの他に縦書きにも対応。ルビ、縦中横、白フチ文字などを実現。出版社などで独自にレタリングが入る場合は、レイヤー単位で出力しないオプションがあるので、書き出し時にテキストや特定の作画などを抜いて出力する事も可能です。
一つのコマに集中したい
ページの作画が混み行ってくると、線を入れて表示に反映されるのが、だんだん遅くなってくる場合があります。そんな場合に「Workbench」機能です。ひとつのコマだけを開いて作画できます。ペン入れが重いと感じ始めた時、特定のコマの作画に集中したい場合にお試しください。

特定のコマを選んで

集中して作業
Macでコマ割り、iPadでペン入れ
Macで作業を続けていて、気分転換にiPadで作業したくなる場合があるかもしれません。そんな時は「Elsewhere」機能で、作業中のひとつのコマを自分の別のデバイスで続ける事ができます。作業が終われば元のデバイスに作業を戻せます。ただ、ペン先の感覚はMacとiPadで微妙に異なるかもしれませんので悪しからず。
クラウドで共同作業
人物画と背景の作画を分担したいと思うかもしれません。共同作業者は同じオフィスかもしれないし、地球の裏側かもしれません。ホストは自分の原稿をプライベートなクラウドの空間でシェアして共同作業する事が可能になります。作業が衝突しないように、各自レイヤーやページをチェックアウトして作業、そしてチェックインする事で作業の衝突を防げます。後、作画しないレビュアーも招待できるので、出版社の編集者などを交えて共同作業する事ができます。

レイヤー毎に担当を分担
画面で見せる一枚から、印刷用の原稿まで
MangaLoftはDPIレスを目指しています。全てのペン先はほぼベクター状態で記録され、表示や出力に応じて臨機応変にレンダリングします。現実的ではないかもしれませんが、72DPIで作画して、350DPIで出力する事も可能です。出力は画面用の低解像度トンボなし、高解像度トンボあり印刷用などオプションを用意していますが、サブスクリプション「MangaLoft Plus」への加入が必要です。
製品概要
対応デバイス・OS: Apple Pencilに対応したiPad(iPadOS 26以降)、Appleシリコン搭載Mac(macOS 26以降)
作画入力: ブラシ・消しゴムには、iPadでApple Pencil、MacでWacomなどのペンタブレットが必要です。Macではマウスやトラックパッドでもコマ割り、パス、トーンなどを操作できます。
価格: ダウンロードは無料、作画・編集も無料。画面印刷用などの書き出しには「MangaLoft Plus」への加入が必要です。
画面表示: 英語
共同作業: 参加者それぞれのApple AccountとiCloudへのサインインが必要です。原稿の共有開始と終了はMacで行います。
公式サイト: https://mangaloft.org/ja/index.html