セミナー「『はたらく』を軸に考える、これからの30年」が10月14日、逗子文化プラザ市民交流センター(逗子市逗子4)で行われる。
基調講演は東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員の前田展弘さんが「人生100歳時代のライフデザイン」をテーマに話す。前田さんは老年学を研究し、厚生労働省の高齢者雇用促進の地域プロジェクトの旗振りもしている。
主催する「パブリックサービス」(逗子市逗子5)は逗子市内の公共的分野の事業への取り組みを目指し、1991(平成3)年に設立された。60歳以上のシニア・シルバー雇用を目的の一つ とし、現在、社員の平均年齢は70歳。
職種はガーデンケア、警備・交通整理、通学路見守り、夜間宿直、公園管理、オフィスの清掃、容器包装プラスチックの選別など多種にわたり、逗子文化プラザ市民交流センターの指定管理業務も請け負っている。
講演後、同社で働く社員3人が入社したきっかけや仕事内容などを話す。ガーデンケア主任の田中哲夫さん(74)は「自宅の庭の木の伐採をパブリックに依頼したとき、楽しそうに働いていたことが入社してみようと思った理由の一つ。実際、同年齢で働くことは楽しいし、仕事以外の仲間づくりもできる」という。8月に入社したばかりの金谷秀男さん(71)は「48年間の会社勤務で往復の通勤時間4時間。今は往復40分。浮いた時間で何かできないか模索中」といい、警備業を担当する傅法谷清さん(62)は「公務員を退職し、60歳になったのだからやりたいことだけをやれたらと思って、働いている。今まで知らなかったことを知る機会は楽しい」と話す。
今年、社長に就任した伊藤美佳さんは「生涯現役という言葉があるが、仕事だけでなく、一緒に楽しめる仲間を見つけることも生き生きと暮らしていく上では大切。定年後の30年、どのように暮らしていくか、考えるきっかけになれば」と呼びかける。
セミナーでは、同社に関心を持つ参加者の相談窓口も設ける。
開催時間は14時~16時。参加無料。