逗子市社会福祉協議会、葉山町社会福祉協議会、逗子葉山青年会議所(以下、逗子葉山JC)による「災害時等における協力体制に関する協定」合同締結式が9月14日、葉山町福祉文化会館(葉山町堀内)で行われた。
同協定は災害時に迅速かつ効果的に復旧体制を構築するため、平時から顔の見える関係づくりを行い、連携に努めようというもの。具体的には、各社会福祉協議会が災害時に立ち上げるボランティアセンターへ参加し、全国組織を持つJCならではの人員派遣、運営協力、資材・機材などの提供が期待されている。
今年5月、逗子葉山JCが葉山・森戸海岸で主催したイベント「HAYAMA Beach Candle」では日本JCが推進しているFCP(Family Continuity Plan/家族継続計画)シート作りの呼びかけに両協議会も協力した。内容は、「災害が起きたら家族はどう行動するのか」という家族の防災計画をシートにまとめるというもの。
逗子市社会福祉協議会の平山智也さんは「このイベントを機に、『協定を結んで、しっかり協力していければ』と話が前に進んだ。災害時、ボランティアセンターには地域のことを良く知っている人の協力が必要」と振り返る。
逗子市社会福祉協議会の高津惠一会長は「逗子葉山をつなぐJCと新しい関係作りができてうれしい。互いに助け合い、安心して住める町にしたい」と喜ぶ。福井県出身で、生まれてすぐに福井地震が起きたという葉山町社会福祉協議会の青木英子会長は「78年前、震源地の丸岡町に住んでいて母が倒壊した家の下敷きになった。助けられたが後に関連死で亡くなった。まだ親戚が住んでいて、先日の豪雨では、『朝起きたら、玄関の靴がプカプカ浮いていた』という。どんな災害がいつ起こるか分からない。葉山も逗子も小さな町なので、顔が見える関係づくりに尽力してきた。知り合いは宝物」と協定に期待する。
逗子葉山JCの矢部佐理理事長は「地域に貢献できたらと協定に至った。災害時だけでなく、平時から何ができるか学ばせてもらおうと考えている」と話す。
10月18日、「逗子市民まつり」に逗子葉山JCが「FCPシート作成ブース」を出展。逗子市社会福祉協議会が手伝う予定。