「葉山海岸HANABI2026」が、7月22日に一色海岸で、24日に森戸海岸で、それぞれ開催された。
2024年まで57回続いた「葉山海岸花火大会」だが、2025年、海岸の一イベントとして新たに「葉山海岸HANABI」という名称で立ち上げた。沖に台船を出さず、海岸の突堤から10分間ずつ2日間に分けて打ち上げる内容にした。
22日、真っ赤な太陽が沈み、海の家に明かりがともるころ、学生グループ、家族連れ、一人で来た人たちが一色海岸の砂浜に集まり始めた。打ち上げ場所は葉山御用邸の裏、上皇ご夫妻が散歩で訪れ、取材場所にもなる「小磯の鼻」という岬の突堤で19時30分、予定時間通りに打ち上げが始まった。その数、480発。打ち上げる場所が砂浜に近いため、尺玉が開いた後、光跡(火薬の粒)が砂浜に降ってくるような光景となり、終演後は臨時駐輪場となった「しおさい公園」(一色)まで煙が漂った。
24日は夕方に大雨の予報があり、長傘を手にした来場者も多かった。森戸海岸の会場入り口で町民らに声をかけていた山梨崇仁町長は「一日ドキドキしていたが、風の状況からするとこのまま持ちそう」とハラハラした様子を見せていた。
19時30分、森戸大明神(堀内)横の海岸突堤から、こちらも予定通りに打ち上げが始まった。610発、尺玉と水上花火の競演となった。浜が振動で揺れ、海上に映える目前の花火に歓声が上がった。昨年は強風の影響で5分間に短縮しての開催だったため、雨に降られず10分間終え、来場者の帰り道を見送る町長の顔は安堵(あんど)に満ちていた。
「こんなに近くで見られる花火は葉山だけだぞ」と子どもに話す父親、「10分間だけど海岸まで来て良かった。迫力があった」と満足そうな夫婦などの声が帰途に聞かれた。
葉山町産業振興課の担当者によると、「昨年の来場者数(一色会場=2500人、森戸会場=7000人)に比べ、一色は増え、森戸は減ったと思うが、天気の関係かもしれない。混雑によるトラブルもなく、予定通り開催できて良かった」と振り返る。