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葉山海岸の花火、台船なし2日に分散 試行錯誤しながら開催へ

昨年、開催された「葉山海岸花火大会」の様子

昨年、開催された「葉山海岸花火大会」の様子

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 葉山町は6月1日発行の「広報 葉山」で「葉山海岸花火大会」が「葉山海岸HANABI 2025」として再始動すると発表した。同時に町内回覧で、日程は7月23日と25日と案内している。

「葉山海岸HANABI 2025」のお知らせ

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 23日は一色海岸で480発、25日は森戸海岸で610発。各日とも19時30分から10分間。海岸沖に台船は出さず、海岸の突堤から打ち上げる。葉山名物の水中花火は行うが、これまで打ち上げていた10号玉はなく、今年は最大でも4号玉となる。

 同町は4月2日、57回続く「葉山海岸花火大会」について当面の休止、開催方法の検討を発表した。文面には「交通規制を行い、堀内防災広場と JR 逗子駅間のシャトルバス運行などの安全対策を行い開催してきた」が、「シャトルバスの運行が困難となり、往復の交通安全や近隣住民の夜間の治安確保などを第一に考えた」結果だと記していた。実際、昨年は近隣の交通混雑の緩和や帰宅の足となるバス便の運行本数を確保するため開催時間を15分繰り上げ、打ち上げ時間も10分短縮し30分間とした。帰宅の分散化も呼びかけた。

 同町はこれまでも花火大会は観光目的ではなく、町民が楽しむことを目的にしてきた。6月5日の定例記者会見で、山梨崇仁町長は「昨年から検討してきた結果だが、この方法で課題が解決できるかどうかは試行段階。今後も続けていくことができるか、開催してみて検討を続けていく。大玉はないが、目の前で上がるので迫力はあるのでは」と話す。

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