筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者支援のチャリティーコンサート「茜色の夢~あの日の記憶と未来への道~」が9月5日、逗子文化プラザ(逗子市逗子4)なぎさホールで開催される。
ALS患者支援のチャリティーコンサート「茜色の夢~あの日の記憶と未来への道~」の案内
逗子在住の畠中一郎さんがALS罹患(りかん)後に立ち上げた一般財団法人「すこやかさ ゆたかさの未来研究所」(東京都千代田区、通称P-ALS)の趣旨「病であってもなくても、与えられた人生をキラキラと生きよう」に賛同した20年来の知り合いであるアーティストが出演する。
畠中さん夫婦は自宅を会場にして若き音楽家たちのサロンコンサートを約10年にわたり開いていた。コロナ禍で開けなくなっている間、畠中さんの病気が診断された。集っていたアーティストの一人、ソプラノ歌手の河原真実さんが「音楽を届ける道が途絶えそうな今だからこそ、私の愛する音楽で畠中さんを励ましたい。病と闘う人たちの心を一つにしたい」とチャリティーコンサートを申し出た。コンサートは2023年5月に実現し、400人入る横浜のホールが満席となった。
畠中さんの病の進行は緩やかで今も電動車いすで仕事に、講演会に向かっている。「今こうして生かされている喜びをもっと多くの人と分かち合いたい、同じ病と闘う患者とその家族にホッと息をつける場所を届けたい」と考えていたところ、再び、河原さんから地元、逗子での開催について提案があったという。
出演は河原さんのほか、ミュージカル「森は生きている」をはじめとする舞台作品の音楽監督・作曲を務める一方、ピアニストでもある脇田崚多郎さん、ソプラノ歌手・濵野加奈さん、クラリネット奏者・内海優梨さん。
当日、冒頭で畠中さんが話をする。「病になったからこそできることもある。私たちは病への同情ではなく、共感をしてもらうことを大切に考えている。同じ未来を向いてもらい、あなたができることを共に行っていただきたい。私が広めているハンドサインもその一つ。皆さんと温かな交流ができたら」と畠中さんは呼びかける。
会場の外では、障害のため移動が制限されている人の移動車「ゆめばす」も展示する。
同コンサートの収益の一部は、ALSの患者と、その家族に寄り添い支える活動をしているP-ALSに寄付する。
16時30分開演。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。