ナチュラルワインと和定食の店「le pissenlit (ル・ピソリ)」(逗子市逗子1、TEL 046-845-9766)がJR逗子駅近くにオープンして、5月17日で2カ月がたった。
「le pissenlit」のランチ。魚の定食(1,500円~)
ランチタイムには1階の洋菓子店「サンルイ島」の店の横にメニューと共に「定食」という大きな2文字を掲げる。「駅周辺に買い物に来た方が『定食』を目指して来店してくれるようになった」と話す店主の岸部兼太郎さん。葉山出身・逗子在住の岸部さんは地域とのつながりも深く、野菜は葉山・上山口の同級生の畑から、魚や豆腐は逗子の店からと、顔の見える生産者から素材を仕入れている。
鎌倉の居酒屋で働いていた20代、岸部さんは「ワイン店で初めてナチュラルワインと出合ってそのおいしさに引かれた。居酒屋でも、そうしたワインが提供できたらとワインエキスパートの資格を取り、2016(平成28)年には仏リオンのナチュラルワイン生産者の元に1年間、住み込んで学んできた」と振り返る。店名「le pissenlit」はタンポポのことで、ブドウ畑で最初に覚えたフランス語の一つだという。席数は15席。
「畑の草取りから醸造まで経験したが、何より学んだのは暮らし方。ワイン造りだけでなく、普段、食べる物や使うものなども添加物などに気を付けて生活していた」と話し、「この店もワインだけでなく、店内の空間も料理もナチュラルさを大切に洗練されたものを心がけた」と岸部さん。ご飯は鍋で炊き、みそ汁はかつお節を削ってだしを取る。
ランチは小鉢が付いた魚定食,鶏唐揚げ定食などで1,400円~。
前店は、いまだにファンが訪れるというバーガーショップ「クラフツマンズバーガー」。その店主は岸部さんを応援する思いで調理用具や料理法を引き継いだ。そのため、店主直伝のベーコンステーキも提供している。
ワインは、店内に設えたワインセラー庫から常時、飲み頃のものを選んで赤・白・泡(スパークリング)を2種ずつ提供(1,200円~)。アルコールはほかに、北海道のクラフトビール、ハイボールなどウイスキー系(以上、1,300円)、製造のこだわりに岸部さんがほれ込んだという鹿児島の焼酎「天狗櫻」(1,200円)などをそろえる。
岸部さんは「地域に根差した心地いい居場所になれたら」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~23時(土曜・祝日=15時~24時)。日曜定休。