「葉山オハナ デイサービスセンター」などを運営する介護事業所「ジョイ&ホープ」(葉山町堀内)社長の柴田康弘さんが「The International Surf Therapy Organization(国際サーフセラピー機構)」主催の「Aloha Award」で準優勝を受賞した。6月9日、公式SNSで発表された。
アロハアワード準優勝となったボランティア団体「ナミ・ニケーションズ」代表の柴田康弘さん(提供元=柴田康弘さん)
同賞はサーフィンなどマリンスポーツを通じて喜びを広げたりするだけでなく、アロハスピリット(愛・感謝・調和など)を大切に地域社会や環境のために貢献している人々をたたえ、支援するための国際的な賞。柴田さんは日本人で初受賞となる。
大学時代にサーフィンを始めた柴田さんは2015(平成27)年、「飲みにケーション」に似せて「ナミニケーション」という仲間づくりを始めた。「その後、若年性認知症の元サーファーが諦めていたサーフィンの復活に協力し、Stoke(感動、喜び、興奮)をみんなで分かち合った。そのことを機にボランティア団体『ナミ・ニケーションズ』に発展。さまざまな障害がある人の笑顔で、私たちもハッピーになり、家族もいやされることを目指していくうちにサーフセラピーを知った」と振り返る。
柴田さんは2025年、NPO法人「サーフセラピージャパン」を立ち上げる。「森林浴など日本では森のセラピーについての研究は進んでいるが、海は遅れている印象。中部大学の津田聡子准教授はサーフセラピーの研究をするためにネットで私の活動を見つけて連絡をくれた。自閉症やダウン症の子ども向けプログラムを一緒に作り、研究を始めている」と話す。
受賞理由として、日本で他にサーフセラピーに取り組んでいる人がいないということに加え、特定の障害に特化せず、世代を超えた参加者を受け入れていることが世界的に珍しいという。柴田さんは「人と人がつながり、ビーチが誰でもの居場所になればと思って皆とやってきた。受賞をきっかけに研究が進み、人材を育成できれば日本中どこででも活動が広がるはず」と期待を込める。