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逗子葉山高校 初めての入学式で野球部員が新しい校歌斉唱

新しい逗子葉山高校のユニフォームを着て、入学式で校歌を歌う野球部員たち

新しい逗子葉山高校のユニフォームを着て、入学式で校歌を歌う野球部員たち

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 本年度開校した神奈川県立逗子葉山高校(逗子市桜山5)で4月6日、入学式が行われた。

新入生入場の様子

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 10時になると、満席の保護者席から大きな拍手で迎えられ318人の新1年生が入場。開式の言葉の後、全員の名前が読み上げられた。

 会田勉校長は「今、皆さんはスタート地点に立っている。部活、勉強、学校のイベントなど、どちらへも踏み出せる。逗子葉山高校を選んだ皆さんは、間違わず、確実に、挑戦する方向へ進んでほしい。君たちの足場は家庭と学校。どちらも大切にしながら3年間やりきって卒業してもらいたい」とあいさつし、マスクの装着についても、「皆さんの中学生活はコロナ禍の真っただ中だった。今、ようやく出口が見えてきている。高校では、マスクは皆さんの判断に委ねる。する人もしない人も、互いに尊重すること。それがこれからの向き合い方」と続けた。

 2年前、逗葉高校校長として着任し、開校まで2年間という限られた時間の中で会田校長は「職員と一緒に新校をどのような学校にするかを話し合い、学校を回り、中学生からどのような高校を期待するか、話を聞いた。その結果、安心して挑戦できる居場所づくりが必要と感じた」と2月に話していた。

 新入生代表の男子生徒は「3年前の今頃、小学校の卒業式も中学の入学式も例年通りの式を行えなかった。今日はたくさんの仲間と保護者で体育館がいっぱいになっていてうれしい。僕たちの中学校生活は、思い描いていたものとは全く違うものになってしまった。高校の部活動では新しい技術や体力を身につけて、試合に出られるように頑張りたい。逗子葉山高校と共に伝統を築き上げていきたい」とあいさつした。

 最後に野球部の生徒たちが壇上に整列し、新しい校歌を斉唱。その一人で、3年生の鈴木拓真さんは「とても緊張した。1カ月くらい前から部活動の練習後、校庭でみんなで練習してきた。新入生の皆さんには、3年間を悔いなく楽しんでもらいたい」と新入生にエールを送った。

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