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逗子海岸で「砂の芸術」22作品 ファミリーで思い出つくり

市長賞を受賞したチーム「みどちゃん」。作品「地球をだいてないている」

市長賞を受賞したチーム「みどちゃん」。作品「地球をだいてないている」

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 こどもの日の恒例行事「第42回 砂の芸術」が5月5日、逗子海岸東浜で行われ、22チームが参加した。

マーメイドの下絵に可愛らしさを込めて。「ユニーク賞」受賞

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 逗子市が主催する同つどいは中学生以下の子どもを含む4人~10人のチームで5メートル×5メートルの区画内に砂像を作るイベント。

 朝8時30分に集合した各チームは、砂を掘ったり山にしたりして土台作りから始める。砂を固めるために子どもたちは何度も波打ち際に海水を汲みに行く。その後、ジンベイザメやカメ、城、キャラクターなどに形を整え、貝殻や海草を飾りにしていく。2時間で作品を仕上げた。

 参加チームごとに良いと思う作品を3つ投票し、閉会式で6作品が表彰された。

 市長賞を受賞したチーム「みどちゃん」の「地球をだいてないている」はアザラシを作りながら、小学4年生の次女が地球を抱かせようと提案。「この作品だけでも壊さないで残しておけばいいのに」という声もあった。ユニーク賞はチーム「いちご製菓」の「おひるねマーメイド」。メンバーは「昨年も参加し、イカを作りながら、すでにマーメイドを構想していた。チーム名も可愛さから付けた」と話す。

 桐ケ谷覚逗子市長は「逗子海岸でこうしてファミリーで一緒に遊んだことが子どもたちの思い出になると思う。そして大人になったときに自分たちもまた逗子で子育ての思い出を作りたいとつながっていければ」と期待を寄せた。

 閉会式後、砂像は壊し、海岸利用者が安全に歩けるよう元通り平らに戻した。孫とともに参加した70代の男性は作品に登り、壊していく小学生たちの様子を見て「子どもたちは壊すのも楽しそう」と目を細めた。

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