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葉山育ち逗子在住のコントラバス奏者が特撮ヒーロードラマ製作

ドラマの撮影中、監督として出演者に指示を出すコントラバス奏者の地代所悠さん(提供=地代所悠さん)

ドラマの撮影中、監督として出演者に指示を出すコントラバス奏者の地代所悠さん(提供=地代所悠さん)

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 葉山育ち・逗子在住のコントラバス奏者・地代所悠さんが現在、オリジナルドラマ「コントラバスヒーロー」第1話の10月8日配信に向け製作を続けている。

エキストラとして参加した子どもと撮影後に記念撮影

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 東京藝術大学大学院修士課程修了の地代所さんは、コントラバス奏者として2019年にミュージカル「レ・ミゼラブル」のレギュラー奏者を務めたほか、米津玄師さんなどさまざまなアーティストのレコーディングやコンサートに参加するなどの実績を持つ。地代所さんは「9月8日・9日はVaundyのライブサポートで初めて武道館のステージに立ち刺激的だった。演奏活動しながらドラマの楽曲を作ったり、動画編集したりしている」と話す。

 ドラマの主人公はコントラバス奏者の地代所さんで、惑星コントラバスから飛来したという高エネルギー体「CB-30」と衝突したために生まれた姿という設定。超人的な力を持ち、コントラバスの魅力を広めるのが使命という。毎回新たな悪役が登場し、地代所さんがヒーローに変身して戦う。悪役はプロのミュージシャンが務め、第1話はソリスト。悪役のソリスト伯爵(はくしゃく)が「この世はソリストだけでいい」と演奏会を襲うストーリー。

 地代所さんは「小学生のころから映画をよく見ていて、監督になりたいと思っていた。特に特撮物が好きで、小学3年の時、『ガメラ』の金子修介監督を取材できる子ども記者に応募したこともある。その時、金子監督が『面白いことを追求すること』と色紙に書いてくれた。目立つことが好きだったこともあり、中学ではパーカッションを、高校でコントラバスを始めた」と振り返る。

 プロの演奏家として活動を続けながら、コンピューターグラフィックスや映像制作の技術などを身に付けたという地代所さんは「ドラマ制作に必要なことがそろってきた。演奏家としてコントラバスヒーローと呼ばれるようになってきた自分が変身して、ご当地ヒーローになったら面白いと思い、ヒーロー誕生のプロジェクトを始めた。ヒーローのスーツも自分で製作した。城ケ島や猿島など特撮ヒーローを撮影した聖地がある三浦半島のご当地ヒーローになりたい」と力を込める。

 「コントラバスヒーローは動画配信にとどまらず、コントラバスを含む演奏家のコンサートとヒーローショーを融合したエンターテインメント展開を視野に入れている」とも。

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