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G.W.の2大イベント「葉山芸術祭」「逗子海岸映画祭」中止へ

1月に開催された葉山芸術祭キックオフイベント

1月に開催された葉山芸術祭キックオフイベント

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 毎年ゴールデンウイークに開催され、市町外から多くの人が来場する2大イベント「葉山芸術祭」が3月20日に、「逗子海岸映画祭」が3月30日に今年の開催中止を発表した。

 28回目の準備を始めていた「葉山芸術祭」はゴールデンウイーク前後の約3 週間にわたって、実行委員会が主導する主催・共催企画のほか、参加者の工房や店舗、自宅を開放して行う100を超す企画が展開される予定だった。実行委員会は「多様な催しが行われる葉山芸術祭の中で、安全にイベントを開催するためにガイドラインの設定など協議を重ねてきたが、科学的に検証された安全対策は見つからなかった。参加者・関係者・来場者すべての人の安全を第一に、地域を守ること、芸術祭の未来を守ることも鑑みて中止の決断した」と説明。「今後は葉山芸術祭のSNSなどの情報ツールで、創作や発表を続けるアーティストの皆さんの活動を支援していきたい」とも。

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 同実行委員会広報担当者の長谷川直子さんは「すでに企画参加者から振り込まれていた参加料は返金すると伝えたが、これからの活動に使ってほしいというアーティストもいた」と話す。

 逗子海岸東浜で2010(平成22)年から毎年ゴールデンウイークに開催してきた「逗子海岸映画祭」は国内外の映画を各日1作品、300インチの野外スクリーンで上映する屋外型映画祭。砂浜に手作りで会場を作り上げ、飲食ブースやワークショップスペース、スケートランプも併設する。

 映画祭のプロデュースを手掛ける「CINEMA CARAVAN」(逗子市新宿)の長島源さんは「1年かけて準備を続けてきたが、世界の情勢を見ていても、全国または海外からの不特定多数の方々の来場に対する、感染拡大のリスクや安全性の確保が十分に行えない。今は感染拡大をおさえる時期だと判断した。秋への延期や地元民限定開催などいろいろな選択肢も考えたが最終的に中止に」と説明。長島さんは運営するシネマカフェ「シネマアミーゴ」も4月1日から休館にした。「今年はCINEMA CARAVANのメンバーでもともと動画配信を予定していたこともあり、今できることとしてそれを進めていく」と話す。

 開催について、オンラインで打ち合わせを重ねている春・秋恒例のイベントもある。5月16日・17日に予定している「第31回逗子コミュニティパーク」は、亀岡八幡宮(逗子市逗子5)で「大人の休日」をテーマに行われる野外イベント。実行委員長の岡田謙一郎さんは「出店者やアーティストなどとも話し、準備はしているが、慎重に検討中。コミュニティパークは年2回開催で、すでに11月7日・8日の日程が決定しているため、感染拡大予防を最優先して無理はしない方針」と話す。

 逗子市と葉山町は4月に開催予定だった主催イベントを中止にした。逗子市観光協会は5月に開催予定の「観光遊漁船クルーズ」「親子釣り船体験」の中止を発表している。