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逗子・亀岡八幡宮 大みそかに喫煙場所廃止 利用者の半数「仕方ない」

鳥居をくぐって右手が喫煙場所

鳥居をくぐって右手が喫煙場所

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 逗子の亀岡八幡宮(逗子5)では12月31日に吸い殻入れを撤去し、喫煙場所を廃止、境内を全面禁煙にする。

吸い殻撤去を知らせる案内板

 同神社はJR逗子駅と京浜急行新逗子駅を結ぶ道路の中間に位置し、市役所や商店街に隣接するため、駅利用者をはじめ、買い物客など多くの人が参拝し、憩いの場として利用されている。

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 以前はベンチのある4か所と鳥居の横、計5か所に吸い殻入れが設置されていたが、今年秋頃にはベンチ前の吸い殻入れを撤去し、鳥居の横のみが残されていた。管理していた氏子会が、その最後の吸い殻入れを、12月31日に撤去し、境内を全面禁煙にすると決めた。

 氏子会によると「境内は公園ではない。神聖な場所として喫煙はふさわしくない。一般的にも神社仏閣で喫煙できるのは珍しかった」と全面禁煙の理由をあげ、「吸い殻の掃除も毎日大変。吸い殻だけでなく、たばこの箱や家庭ごみ、缶なども一緒に捨てる人がいて、分別の手間もかかった」と苦労があったと振り返る。
 吸い殻撤去を知らせる看板を出して以降、反対の意見が社務所には届いていないという。

 逗子葉山経済新聞では12月29日30日に、喫煙場所を利用している50人に「撤去についての意識調査」をおこなった。
 居住地は逗子60%、葉山4%、その他54%と圧倒的に逗子在住者が多い。
 利用頻度は「毎日」と「たまに」が各30%、「週に3~4回」「週に1~2回」が各20%で、他、実家に帰省したので「ひさしぶり」の1人を含め全員が喫煙できることを知って来ている。
 撤去については90%が「知っていた」。
 「撤去についてどう思うか」という問いには、「仕方ない」45%、「反対」30%、「反対だけど仕方ない」12%、「賛成と反対の両方の気持ち」4%。
「時流だから仕方ない」「神聖な境内だからいいのかなと前から思っていた」「場所があるから吸っていた」と諦めている人も多いが、「ほかに吸う場所がない」「都内まで1時間、電車の中で吸えないのだから駅に喫煙所を作ってほしい」「喫煙場所を作らないならたばこも売らなければいい」「路上禁煙にするなら、都内や近隣のように行政として喫煙スペースを作ってほしい」という声もあった。

 調査をしている間、ほぼ95%の人が1本のみ吸って足早に喫煙スペースを去っていく。本殿に向かって一礼することもない。

 神社周辺で公の喫煙場所は隣の市役所屋外にある来庁者用の喫煙所のみとなる。

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