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葉山・日影茶屋で「和食の祭典」 全国老舗料亭15店の料理人集う

会場となる葉山・日影茶屋の角田晋之助社長

会場となる葉山・日影茶屋の角田晋之助社長

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 食のイベント「和食の祭典in神奈川」が10月2日、日影茶屋(葉山町堀内)で開催される。

「和食の祭典in神奈川」の案内

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 今年で9回目を迎える同イベントは、全国の老舗料亭15店の料理人が一堂に会し、特別会席を作り上げる。今回は「うまみ」をテーマに、三浦半島や出店する地元の旬の食材を使う。

 主催の全国芽生(めばえ)会連合会は昭和初期、当時の若手経営者らが新しい料理店のあり方を模索するために集まった組織で、現在は約400人の会員がいる。

 2011(平成23)年の東日本大震災後、日本料理に携わる会員で何かできることはないかと、「絆プロジェクト」を立ち上げた。各地域で料理人が集まり、特別料理を振る舞うイベントを開き、その収益を被災地支援として寄付してきた。

 日影茶屋の角田晋之助社長は「芽生会創立当時から先代が、鎌倉の鉢の木や御代川の方々と活動し、神奈川芽生会を作った。弊店のように広間のある料亭も減ってきている中、日本料理を伝統文化とともに伝えていけたらと思っている」と話す。「全国から有名な料理人が何人も集まるので緊張している」とも。

 新潟県から参加する料理人は新米とともにぬか釜を持ち込むが、各店とも、食材とともに日頃使っている料理道具も持参する。

 会席は先付け、八寸、おしのぎで始まり、水菓子まで続くが、わん物は青森の郷土料理・いちご煮を予定し、八戸のウニと三浦のアワビを使うなど素材のコラボもある。

 参加店は、割烹 銀波(青森県八戸市)、秋やま、行形亭(新潟県新潟市)、松乃鮨(東京都大田区)、福田家(東京都千代田区)、あつた 蓬莱軒(愛知県名古屋市)、金城樓、つば甚(石川県金沢市)、京料理 とりよね(京都府西京区)、辰巳屋(京都府宇治市)、高麗橋 吉兆(大阪府大阪市)、庭園と料亭 半べえ(広島県広島市)、志美津(徳島県徳島市)、にし野(徳島県鳴門市)、博多 きょう重(福岡県福岡市)。

 参加費は3万3,000円。11時受付開始、12時開宴。横浜駅からバスで葉山の観光地、生産者、飲食店を巡る無料オプションツアーも用意する。定員80人。

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