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葉山中吹奏楽部らがクリスマスコンサート 休眠楽器提供の呼びかけも

(左から)葉山中学校吹奏楽部副部長の佐々木陵太郎さん、部長の岩澤小町さん

(左から)葉山中学校吹奏楽部副部長の佐々木陵太郎さん、部長の岩澤小町さん

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 葉山中学校(葉山町堀内)吹奏楽部らが12月24日、同校体育館で「葉山クリスマスコンサート」を開催する。同町出身の音楽大学生や町内のハンドベルチーム「クロシェット・ドーレ・HAYAMA」もゲスト出演する。

部員全員でリハーサル。指揮は顧問の松平早季教諭

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 今年8月に開催された神奈川県吹奏楽コンクール中学生の部B部門で初めて金賞を受賞した同部。トランペット担当で部長の岩澤小町さんは「昨年の冬から詰め詰めで練習して、イベントに出演したりコンテストに挑戦したりしてきた成果が金賞につながった」と振り返る。

 顧問の松平早季教諭は「受賞して変わったのは生徒たちより周りの方々の方。応援がさらに増し、出演のオファーも増えた。生徒たちは自信がついたようで音が堂々としてきた」と話し、「新1年生のために用意できる楽器が3つしか残っていない」と続ける。「町が予算をつけて楽器を購入してくれたが、今、使っている楽器も古くて、へこんだり、傷ついたりしている楽器をどうにか使っている状況。一生懸命演奏する生徒たちの音楽を聴いていただき、自宅で休眠している楽器の提供も呼びかけられたら」と。

 地域連携事業として開催される同コンサートは同部保護者と同校PTAと地域住民で構成する団体「葉山こどものための人材バンク」が実行委員会を作り、主催する。同団体代表で部員の保護者でもある坂本直子さんは「横須賀の学校と合同で行ってきたが単独でコンサートを開催することになり、チラシの作成やゲストへの声かけ、広報など先生や生徒だけでは手が足りないことを応援することになった」と話し、「昨年4月、新入生向けの部活動紹介が良かったようで、1年生が25人も入部した。うれしいことだが、来年に向けて楽器が足りないと聞き、町内の皆さんにも使ってない楽器の寄付や貸与を呼びかけようと応援することになった」と力を込める。現在2年生13人、3年生6人。

 へこみのある年季の入ったチューバを担当し、縁の下の力持ちのような楽器だと演奏する副部長の佐々木陵太郎さんは「クリスマスソングをはじめ、いろいろなジャンルの曲を選んだ。たくさんの人が良く知っている曲も交えたので楽しんでもらえたら」と話す。

 岩澤さんも「町民の皆さんに聴いてもらえる機会は初めてなので成長の機会にしたい。お客さまが笑顔になってくれるよう演奏する」と力を込める。

 12時30分開場、13時開演。入場無料。スリッパ持参。

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