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葉山に農福連携ハーブティー 高齢者が協働で生産したハーブを商品化

ハーブティーの販売を手伝う「オハナの家Hale一色」の利用者(提供=HAPP)

ハーブティーの販売を手伝う「オハナの家Hale一色」の利用者(提供=HAPP)

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 葉山の市民団体が農福連携で生産するハーブが9月、ハーブティー「互近助ガーデンのドライハーブティー」として商品化された。

「葉山マルシェ」(葉山町上山口)内にある「互近助ガーデン」(提供=HAPP)

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 「互近助ガーデン」は市民団体「HAPP(はっぷ)」が高齢者と共同で行なう地域の庭づくり。同団体は、多世代が共に庭仕事や季節の手仕事を行いながら、元気に動ける心と体を支える活動に取り組む。

 HAPP代表理事の大橋マキさんは「いくつになっても地域に役割を持ち、健康で幸せなエージングの実践・発信を目指している」と話す。

 ハーブの生産には、石井葉山牛販売店「葉山マルシェ」(葉山町上山口)が場所を提供し、住宅型有料老人ホーム「オハナの家Hale一色」(葉山町一色)を利用する高齢者が携わった。ハーブティーの商品化には、神奈川県を中心にハーブを採取・栽培する山本和弘さんが協力。大橋さんは「山本さんは畑に足を運び、互近助ガーデンの空気感をそのまま葉山らしくブレンドしてくれた」と喜ぶ。

 ハーブティーの価格は、ティーバッグ5つ入り=1,620円。初回はカモミール×アップルミント×夏みかんのブレンド、ペパーミント×レモングラスのブレンド、和ハッカ×ステビア×タヒチアンライムをブレンドした「モヒート」の3種類を販売。

 「高齢者の皆さんはハーブを育てることで季節を感じ、身体を動かすことで食欲も湧く。楽しそうに話をしながら熱中して取り組んでいる」と大橋さん。「農福連携を始めて1年。商品化できたことで活動が地域に知られるようになれば」と期待を込める。「一団体のみならず、地域のいろいろな事業者が一緒になって高齢者を見守っていくことができたら」とも。

 「DELI & RESTAURANT GOOD STOCK(デリ アンド レストラン グッド ストック)」(同)で購入できる。

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