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JR逗子駅に「話せる指定席券売機」 「みどりの窓口」廃止に伴い

「話せる指定席券売機」はオペレーターの顔が画面に出て直接話すことができる

「話せる指定席券売機」はオペレーターの顔が画面に出て直接話すことができる

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 「話せる指定席券売機」の供用が12月21日、JR逗子駅で始まった。 

曽我圭一駅長、「話せる指定席券売機」の前で

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 JR東日本は5月11日、駅の「みどりの窓口」の削減を「2025年までに約7割削減し、有人窓口に立ちよらない販売体制へのシフトを進める。現在、首都圏に231駅、地方圏に209駅で設置されている『みどりの窓口』をそれぞれ70駅程度まで削減する」と発表している。JR逗子駅では12月20日、「みどりの窓口」が営業を終了した。

 同駅では営業終了に当たり、12月1日から「みどりの窓口」で入場券を購入した人に同駅員が描いた絵の「入場券記念台紙」を進呈していた。配布は予定より早く11日までに予定枚数がなくなり、「もっと早く来ればよかった」という惜しむ声も聞かれた。

 「話せる指定席券売機」の導入は周辺路線には磯子駅に続いて2駅目。呼び出しボタンを押せば、オペレーターの顔が上部の画面に映り、直接、話ができる。オペレーター対応時間は8時から20時となり、「みどりの窓口」より1時間延長となった。

 「ジパング倶楽部」の会員証を持参してチケットを購入しに来た市内在住の男性は「券売機より『みどりの窓口』のほうが高齢者には良かったと思うが、慣れていくしかないな」と話す。

 曽我圭一駅長は「コロナ禍になり、私も最初はオンライン会議などに戸惑ったので、皆さんの気持ちも理解できる。最初は戸惑ったり、不便を掛けたりすると思うが、券売機にはできる限り駅員を配置し、丁寧にサポートして希望するチケットを購入してもらえるようにする」と力を込めた。

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