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逗子の和賀江島の目前に全8室のバケーションレンタル施設 波音がBGM

部屋のバルコニーの真下が和賀江島、遠くに江の島

部屋のバルコニーの真下が和賀江島、遠くに江の島

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 逗子と鎌倉の境界にある日本最古の築港遺跡「和賀江島」の前に7月1日、バケーションレンタル施設「THE HARBOR TERRACE(ザ・ハーバー・テラス)」(逗子市小坪5、TEL 0467-39-5188)がオープンした。

「和賀江島」側から見る「THE HARBOR TERRACE」

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  国道134号沿いの宿泊施設や飲食店は多いが、道路を挟まず、海岸沿いに建つ施設は少ない。大きな窓から波音が聞こえ、ウインドサーフィンや漁船が間近に見え、鎌倉・江の島の向こうに富士山を望む。

 ゼネラルマネジャーの中瀬勝之さんは「歴史があり、古くから企業の保養所や別荘で栄えてきたこの地域で非日常という日常のセカンドハウス的なライフスタイルを楽しんでいただきたいと思っている」と話す。

 建物は船に見立てた3階建て(地上2階・地下1階)で、オーシャンフロント全8室(約65平方メートル・2人定員=4室、約75平方メートル・4人定員=2室、約145平方メートル・6人定員=2室)。各部屋に、シービューバス、バーベキューのできるテラスダイニング、室内キッチンを備える。利用料金は2万1,500円~(1室2人利用時。1人素泊まりの料金)。

 「部屋ごとにデザインが異なっているのはオーナーの希望だった」というのは10年来、週末を逗子で過ごし、ヨットが趣味というインテリアデザイナーの渡辺ゆり子さん。「このすぐ近くでで過ごしていることもあり、地域に似合った海、船の要素を取り入れた。1室1室しつらえた家具もインテリアも変えている」と話す。

 食材を持ち込んで部屋で料理をしたり、バーベキューをしたりすることもできる。レストランでは地元の食材を使ったコース料理も提供する。都内の1つ星ホテルなど有名なレストランで経験を積んだシェフの岩佐駿さんは「特に地元の魚と野菜にこだわり、リゾート感を味わっていただける料理にした。器を含め、色どりなど見た目にもこだわっている」と自信を見せる。宿泊者優先だが、空きがあれば夕食のみ予約できる。

 「地域の情報も紹介するなどソフト面も充実させていくつもり。逗子や鎌倉をここを拠点に体感していただけたら」と中瀬さん。

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