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逗子にお好み焼き店「おらん場」 母親から受け継ぐ本場大阪の味

鉄板でカリッ、ふわっと焼き上げる。関東では珍しいマヨネーズで描くラテアートのようなパフォーマンス

鉄板でカリッ、ふわっと焼き上げる。関東では珍しいマヨネーズで描くラテアートのようなパフォーマンス

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JR逗子駅から続く水道道(みち)沿いに4月15日、お好み焼き「おらん場(ば)」(逗子市逗子2、 TEL046-871-2012)がオープンした。店舗面積は約 100平方メートル、テーブル16席、カウンター4席、座敷13席。

店舗前で、店長、佐野希恵さん

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 店長の佐野希恵さんは20歳位まで、大阪で母親のお好み焼き店を手伝っていた。結婚後、葉山に越して20年以上、縁があれば店を持ちたいと思っていたという。今回、開店にあたりあらためて母親からお好み焼きの生地やソースのレシピ、ダシの取り方などを伝授してもらった。「ノートにきちんと書いてあったので正確に再現できた。すべてがバランスの良さだと思う」と自信をのぞかせる。

 どれも本場大阪の味だが、中でも「ネギ焼き」は独特。季節のネギ、一日半かけて煮込んだ牛すじ、豚バラを使う。表面はカリッとし、中がフワッとしてたこ焼きのような食感、しょうゆで食べる。「焼きそば」は太麺と細麺の2種類だが、太麺は大阪でしか購入できないレアな麺。シラスやタコなどは逗子湾で獲れたもの、野菜も地元の畑で育った旬の野菜を使っている。

 ランチメニュー(平日のみ)は「お好み焼き」「しらす焼き飯」「焼きそば」のどれかに「本日の前菜三種盛り」のセット(1,080円)。単品メニューは「お好み焼き」(980円~)、「モダン焼き」(1,188円~)、「もんじゃ焼き」(864円~)、「ひじき入りおいなりさん」(324円)、「さざえ焼きめし」(972円)など豊富。テークアウトもできる。アルコールは生ビール、焼酎、ハイボール、梅酒など(500円~)。

 希恵さんは「店名の『おらん場』は釣り好きな私たち夫婦が海で使っていた言葉で、三浦半島でも一部の漁師しか使っていないようだが、自分たちの釣り場というような意味。お店がお客さんの居場所になってもらえたらと思って付けた。ダシも全部自家製、関西出身のお客さまにも満足してもらえているようだ」と話す。

 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~22時。火曜定休。

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