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葉山にシェアハウス「ハーブと発酵研究所」 「地域とのつながり」コンセプトに

シェアハウス内観、リビング兼ワークスペース

シェアハウス内観、リビング兼ワークスペース

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 葉山町一色のバス停「葉山」近くに3月1日、シェアハウス「ハーブと発酵研究所」がオープンし、現在入居者を募集している。

(左から)入居者の板橋裕美さん、エンジョイワークスの長澤愛美さん

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 元病院の空き物件を「エンジョイワークス」(鎌倉市由比ガ浜)が改装した同施設。1階は個室2部屋とリビング兼ワークスペース、キッチン、バスルーム、トイレを備える。2階は個室3部屋。個室一部屋の面積は34,78~76,13平方メートル。

 現在、入居スペース5部屋のうち3部屋が契約済となっている。仕事用に週末利用している入居者もいるという。

 エンジョイワークス事業企画部の長澤愛美さんは屋号の「ハーブと発酵研究所」について、「会社は鎌倉だが、葉山には管理物件もあり、住んでいる社員も数人いて、葉山にも地域の人たちとつながることができる拠点を作りたいと思っていた。葉山には豊かな自然を利用して暮らしている人も多く、ハーブと発酵をコンセプトにしても親和性があるだろうとこの名前に決めた」と話す。

 「研究所と名付けたのは、住む人がハーブや発酵の研究員ということではなく、この名前の価値観を共有してもらえたらとの願いを込めて付けた。住んでいただきながら、このシェアハウスの使い方などを、私たちとミーティングを重ねて作り上げてもらいたい」とも。

 第一号入居者の板橋裕美さんは「葉山の堀内のシェアハウスにいたが、エンジョイワークスの方に偶然出会い、ここの話を聞き、コンセプトに引かれた。オープンしてすぐ越してきた。ハーブも発酵も学ばせてもらおうと思っている」と今後に期待する。

 同社の構想によると、入居者とエンジョイワークスでハーブを育てて作った発酵食品をツールとして使い、人や地域がつながる活動に展開していく方針という。ゴールデンウィークに葉山町各所で開催される「葉山芸術祭」にも参加し、ハウスの共用部を使ってハーブと発酵に関するワークショップイベントも開く予定。

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