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リビエラ逗子マリーナでイラストレーター平尾香さん企画展 塗り絵講座も

逗子在住イラストレーターの平尾香さん。「リストランテAO 逗子マリーナ」に展示した作品「garden」と

逗子在住イラストレーターの平尾香さん。「リストランテAO 逗子マリーナ」に展示した作品「garden」と

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 逗子在住のイラストレーター平尾香さん企画展「fortune flowers」が現在、リビエラ逗子マリーナ(逗子市小坪5)の「リストランテAO(あお) 逗子マリーナ」アートギャラリーで開催されている。

富士山を望むオーシャンビューのリストランテAO

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 同店は、「アートを日常に」をコンセプトに、湘南地域で活躍するアーティストなどの作品を2カ月ごとに入れ替えて展示する「アートのあるレストラン」として展開している。同社専務の渡邊亜紀さんは「平尾さんは地元逗子のアーティストということで、その才能を幅広く紹介し、地域文化の魅力を発信したい」と話す。

 都内から2005(平成17)年に逗子に移住し、逗子海岸映画祭にも参加していた平尾さんは神戸出身。嵯峨美術短期大学卒業後、広告制作会社、非常勤助手を経てフリーのイラストレーターとして活動。20代の頃はバックパッカーのように海外を旅し、そこで受けたインスピレーションをテーマに描いていた。雑誌の仕事が縁で、世界的ベストセラー、パウロ・コエーリョ作「アルケミスト」や 「ベロニカは死ぬことにした」などの装画を担当した。2011(平成23)年には東日本大震災後に眠れない子どもが増えていると聞いて作家・辻仁成さんが書いた絵本「ラぺの国では」の絵を手がけた。

 都内など各地で個展を開いている平尾さんだが「逗子で知り合った方たちから近くで個展をやってもらえたらという声を頂いていたので、今回の話を頂き、初めて地元・逗子での展示会となった。個展では来てくださった人と触れ合うことができる。SNSが発達しても紙で発表するのは大切」と話す。

 同展では花とその花に添えた言葉のエッチングシリーズ、ギリシャ神話から着想を得たテンペラ画の花言葉のシリーズ、12星座や12支などの組み銅版画など50以上の作品が並ぶ。富士山を望むオーシャンビューのレストランで、食事をしながら鑑賞することができる。

 2月22日10時~12時には平尾さんのぬりえ絵本を用いた「花いっぱいの大人のぬりえ」ワークショップを行う。画材に日本の色彩である顔彩を使い、水張りした印刷用紙に水筆で色付けし、作品を仕上げる。参加費は1万円(ぬりえ絵本、パスタランチ付き)。平尾さんは「13枚の絵は物語になっていて、自分が感じた色で皆さんそれぞれの絵本ができる」と呼びかける。要予約。

 営業時間は、11時30分~15時30分、17時~21時。火曜定休。2月29日まで。

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