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東逗子で神奈川土建住宅デー オリジナル「人間UFOキャッチャー」試みる

足場と滑車、サーフボードなどで職人が製作したオリジナル「人間UFOキャッチャー」

足場と滑車、サーフボードなどで職人が製作したオリジナル「人間UFOキャッチャー」

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 神奈川土建一般労働組合 鎌倉逗子葉山支部が東逗子ふれあい広場(逗子市沼間1)で11月28日、雨天延期となっていた「土建デー」を青空の下で開催した。

(左から)「和興」の小林和也さんと「門間技建」の門間祐哉さん。会場で

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 代表の「和興」(逗子市久木4)社長、小林和也さんは「これまでは会社の軒先で住宅相談や包丁研ぎなどをしてきたが、地域の皆さんにもっと地域にいる私たち職人のことを知ってもらえる楽しい企画にしようと仲間で相談した。地産地消のように地元の職人が地元で仕事ができたら」と話す。

 小林さんから相談を受けた「門間技建」(逗子市池子3)の門間祐哉さんは「子どもの通学する学校の関係でつながった人たちに声を掛けた。ダンスグループはコロナ禍で発表する場をなくしていたのでいい機会だと多くの団体が参加してくれた」と笑顔を見せる。もともと広場にある木製のステージは門間さんたちがこのイベントためにメンテナンスした。

 建設関連の約20業者が参加し、かんな削り体験、端材の工作、丸太切り、くぎ打ち体験などを家族連れなどに呼び掛け、職人たちがサポートした。

 髙橋寿希也さんを中心に職人たちが初めて製作した「人間UFOキャッチャー」は足場を高さ3メートルほどに組み立て、いくつもの滑車でロープを張り、サーフボードで人が腹ばいになって乗れるように工夫した。職人が子どもが乗ったボードをつり上げ、お菓子をたくさん置いた真上に横移動させ、お菓子目掛けて降ろし、腹ばいのままの子どもは両手いっぱいに広げてお菓子をつかみ、籠に入れる。恐る恐るボードに横になり挑戦した子どもたちは「ガタガタして少し怖かったけれど、自分がゲームになって面白かった」「お菓子をたくさんつかめて良かった」などと喜んだ。

 門間さんは「コロナ禍で開催できるかどうか心配だったが、多くの方に参加してもらえた。また趣向を凝らして地域の皆さんに来てもらい、建築やリフォーム、修理など相談があれば気軽に声を掛けてもらえれば」と呼び掛けた。

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