廃漁具マテリアルブランド「amuca(アムカ)」を展開する「amu」(宮城県気仙沼市)が、7月20日「海の日」に海の環境と未来を考える体験型イベントを逗子海岸で開催した。
企画運営に協力した「Permanent Planet」(逗子市逗子1)は企業と自然が共生できる社会を次世代に残すことを目指している。身近にあるSDGsについて子どもたちが考え、絵日記として表現するプロジェクトなどにも取り組んでいる。代表の池田陸郎さんは「昨年9月にamuがグリーン購入大賞を受賞した際の一次審査員だったこともあり、注目していた。今年に入り、協業の提案をもらい、今回のイベントにつながった」と振り返る。
amuは使い終えた漁網を全国の漁師から買い取り、再生したリサイクル素材に対して、グリーン購入大賞・経済産業大臣賞を受賞した。代表取締役の加藤広大さんは参加者約30人に向け、「事業のきっかけは気仙沼の居酒屋で会ったマグロ漁師の話だった。世界中の海で活躍した漁具をゴミにせず、漁師の話とともに伝えられないかと考えた」と事業について説明。「環境問題という捉え方だけではなく、コミュニケーションツールとして広げていきたい。いらない物はない世界を作れたら」とも。製品のタグに付いたQRコードには漁網の説明などが紹介されている。
参加者は逗子海岸で海洋プラスチックと思えるゴミを採取し、水・海水・飽和食塩水・エタノールで「浮く」「沈む」の違いを確かめる実験も行った。プログラムに協力した「BLUE×GREEN Lab.」(逗子市)の内野えりこさんはプラスチックごみがなぜ危険なのかなど説明した。
運営協力した「Permanent Planet」のメンバーらは「加藤さんたちと知り合い、知らなかったことを知ることができ、未来に向け活動の選択肢が増えた」「このように体験から社会を学ぶ場を作っていきたい」と今後の協業にも期待を込めた。