逗子サーフライフセービングクラブ(以下、逗子SLSC)の部員が7月17日、逗子市内の公立小学校4校を訪問し、海水浴場で安全に遊ぶための大切なことを呼びかけた。
4校の一校、久木小学校(逗子市久木2)を訪れた逗子SLSCの久保田彩未さん、太田七海さん、朝日一親さんは終業式に参加し、全校児童に呼びかけた。同校校区の一部は逗子海岸に面していることもあり、最初の質問、「私たちが着ている(SLSCの)青いユニホームユニフォームを見たことある人?」にも多くの児童が手を挙げ、関心を示した。
全国のライフセービングクラブの中でもクラブ員が最も多いという逗子SLSCは学生約70人を含む150人程が所属し、NPOの法人組織になって12年目。3年前、クラブ員の一人、朝日さんが同校のPTA役員だったことから、「2つの活動をつなぐという発想で取り組み始めた。児童、教員、保護者、クラブ員の歯車がかみ合い、地域の安全意識の向上になれば」ときっかけを話す。
久保田さんらは「3つのお願い」を伝えた。「海岸ではライフジャケットを着よう」「大人と一緒に遊ぼう」「危ないと思ったら『助けて』と叫ぼう。もし海の中で危ないと思ったら、力を抜いて、空を見上げて浮き、助けを待とう」の3つ。最後に、腕を横に大きく振ることが「助けて」のサインだと教えて見せ、児童もそれに倣った。
都内から逗子に通う大学3年生の久保田さんはジュニア向けのイベントを担当する「ジュニア委員会」の委員長に自ら手を挙げて活動している。「朝は5時起き。一日中屋外でトレーニングや監視業務を行うハードなものだが、訪問した小学校の児童が海に来て『学校に来てくれたよね』などと声をかけてくれたりしてうれしい。やりがいを感じる」と話し、「海を怖いところだと思わず、遊びに来てもらいたい」と力を込める。
朝日さんも「小学校訪問ではライフセーバーに親しみを持ってもらい、海を楽しみに来てもらえたら。教師向けの救急救命講座も行っている。安心安全に貢献していきたい」と言う。実際に、海岸では事故も起き、ライフセーバーは命に向き合う責任ある仕事とだと認識し、「学生らのメンタルケアを組織的に行い、基本動作を再確認し、シミュレーション練習をしている」と話す。
逗子海岸の監視所は9時~17時に開設。無料で子ども用ライフジャケットを貸し出している。