「Risotto(リゾット)と日本酒のイタリアン しまだ」(逗子市逗子1 、TEL046-815-7100)が10月5日、逗子市池田通り沿いのビル3階にオープンした。
「ポルチーニ茸とキノコのクリームソース」。ランチには自家製ドレッシングであえたミニシーザーサラダ、バケットが付く
店舗面積は約34平方メートル。席数はカウンター席とテーブル席合わせて16席。
約20年、都内のイタリアンレストランで修業したシェフの嶋田千治さんは一緒に働いていた亜希さんと結婚し、亜希さんの実家がある北海道へ移住。札幌で5年間、イタリアンと日本酒をマッチングさせた店で働いた。亜希さんは「日本酒を勉強するようになって、どんどんはまっていった。2人の店を持ちたくて今年1月、逗子に越してきた。東京の店で一緒だった人が逗子で内装業を始めていて、逗子は地域に密着した店が多くていい所だと勧められた」と話す。
看板メニューは国産米を使ったリゾット。「イタリアンだからではなく、おいしいと思った素材を使う。大事なのは手間をかけて作る鳥のブロード(だし汁)。リゾートの歯応えを残すが、口に合うような柔らかさにして提供することもできる。パスタも好みの硬さに」と千治さん。
ランチメニュー(1,300円)は、季節に合わせたリゾットとパスタをそれぞれ3種類用意。自家製ガーリックバターのバケット、自家製ドレッシングのミニサラダがセットで付く。ソフトドリンク、ミニ・ジェラート(以上、プラス200円)、生ビールやワイン、自家製ミニケーキ(以上、プラス300円)もランチならでは。
ディナータイムは、肉や魚のアラカルト、温菜、冷菜、サラダ、デザートなど多種をそろえる。中でも、千治さんの実家がある千葉で取れた「特大活蛤(ハマグリ」を1個使っただしスープ仕立ての「大蛤のカッペリーニ 」「リゾット」(以上、1,480円)、北海道産食材を使った「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ」(2,300円)は自慢のメニューという。コース料理も希望に合わせて提供する。
ドリンクは、日本酒(1杯600円~、3種飲み比べセット=1,300円)をはじめ、生ビール、ワイン、焼酎、果実酒、クックテール、ハイボール、ノンアルコールドリンクを取りそろえる。「日本酒は、純米で飲みやすく、イタリアンに合うようなサラッとした味わいのものだが、産地もいろいろで珍しいものもある」と亜希さん。
千治さんは「イタリア料理はこういうものだという押しつけはしたくない、日本人の口に合うおいしいものを提供したい。手間は惜しまない」と話す。亜希さんは「居酒屋のような感覚で来ていただけるような店にしたい。お箸でも食べてもらえる。気軽にお越しいただけたら」と呼び掛ける。
営業時間は、11時30分~15時、17時~22時。