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逗子に泊まれる複合文化施設 オーナーの思い受けシネマアミーゴが事業展開

ワーキングスペースの会員と、2階に泊まる旅行者が触れ合えるラウンジ

ワーキングスペースの会員と、2階に泊まる旅行者が触れ合えるラウンジ

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 逗子海岸の近く、住宅街にコワーキングスペース、シェアハウス、宿泊施設、シェアキッチンを備えた泊まれる文化複合施設「AMIGO HOUSE」(逗子市新宿3)が9月29日、オープンした。

アミーゴチームの皆さん

 築約50年の古民家(約300平方メートル)をリノベーションした建物で、「子どもの頃、近くにあったなぎさホテルが印象的で、自分が育った家や土地を残すことで逗子に受け継いできた穏やかな風景を守りたい」という地主の風致保全の思いから、シネマカフェ「CINEMA AMIGO」の新プロジェクトとして建物と場所の活用を託された。「CINEMA AMIGO」は逗子海岸で映画祭を開催したり、移動式野外映画館プロジェクトを立ち上げたり、昨年は民泊事業も始め、地域を巻き込みながら、11年活動してきた。

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 プロジェクトリーダーの大倉暁さんは「今までは、アミーゴチームがムーブメントを起こし、そこに参加してもらい、出会いの場にしてもらってきた。今回はプロジェクトの初めから参加したい人に関わってもらい、アイデアを出し合って昨年末から一緒に検討を重ねてきた。コワーキングスペースと宿泊をまず29日にオープンした。利用してもらいながら活用の方法をいろいろ考えていきたい」と話す。

 建物はシェアハウスとワーキングスペース・宿泊スペースと大きく2つに分かれる。ワーキングスペース側は、1階にコワーキングスペース、キッチン、リビング、シャワールームなどがあり、2階に宿泊用の寝室が3つある。リビングは市外からの観光客と逗子で働く人が交流できるスペースになる。三浦半島を楽しむための拠点、出発地として「観光案内所」のような役割になればという。

 大倉さんは「コロナでリモートワークする人が増え、自然との触れ合いが好きな働く層が、逗子に滞在することで、地域にお金を落とすことにもなる。地域と連動しながら、活動する人たちのハブになれば」と期待する。

 11年活動してきたアミーゴチームのネットワークにより、さまざまなアイデアが施され、ワークショップも予定されている。10月3日にはプレシャスプラスチックについて学ぶワークショップが鹿児島で日本最大級のファブラボ「ダイナミックラボ」を主催するテンダーさんを招いて行われる。

 屋根に太陽光発電システムを設置するためのクラウドファンディングも準備ができ次第、始める。

 シネマカフェ「CINEMA AMIGO」館長、長島源さんは「リモートワークしている人が自分の家には揃えられないイスや空間、環境など少しぜいたくな場所になっていると思う。まず日常使いをしてくれる地域の人に利用してもらいたい。新たなつながりを楽しみにしている」と話す。

 コワーキングスペース料金=1万6.000円、ロッカー利用=1.000円、住所利用=3,000円、法人登記=3,000円。(すべて月額料金)。