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逗子でアートフェスティバル 空き家では器店、老舗書店ではペンキアートも

空き家となった会場に残されていた器が並ぶ「空き家おくりびと」

空き家となった会場に残されていた器が並ぶ「空き家おくりびと」

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 逗子市内各所で10月9日、「逗子アートフェスティバル2020」(以下、ZAF)が始まった。

「趣味で作り始めて3年」という清田由美さん、椿書房の一角で

 2013(平成25)年に始まったZAF、今年は新型コロナウイルス禍の中、オンライン展示と会場展示の両面で展開できるよう準備を進めてきた。

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 例年と違い、今回は地元を拠点に活動するアーティストの作品展示に絞り、オンラインでより広く市外へ逗子の魅力を発信する企画も行っている。海洋プラスチックを素材とした大型インスタレーション作品「まぜこぜおばけ」の展示(逗子文化プラザホール)や光が織りなす「MIRRORBOWLER」(亀岡八幡宮境内)などはすでに家族連れなど多くの参加者を楽しませた。10月25日まで個人宅やギャラリーなど逗子市内各所で約10の企画が展開する。

 昭和30年代創業の老舗書店「椿書房」(逗子市逗子6)では、ペンキアートに取り組む清田由美さんが初参加している。「ここに勤めていたが、親の介護で辞め、空いた時間でポストや時計などを作るようになった。亡くなったペットの犬を描いてあげたら飼い主さんに喜ばれ、同じような依頼が増えたりする。人から人へ注文がつながる」と清田さん。市内で目にする店の看板もあり、本を買いに来た客も立ち止まって清田さんと会話が弾む。

 ZAF開幕前にワークショップを行った「森川邸」(逗子市逗子4)も展示会場として名を連ねる。会場に並べられた器は自由に値を付けて購入していく人も多い。家族で訪れたという小学2年生の男の子は「床がミシミシしている。天井も木だ」と築約90年という建物やたんすなどの家具を珍しそうに見学していた。

 10月24日25日には池子の森自然公園で「池子の森の音楽祭」がフィナーレを飾る。