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「葉山芸術祭」でまち歩き 月面散策ツアーや風景画展など企画100超

イベント「月面散策ツアー」で望遠鏡越しに月の撮影に挑戦

イベント「月面散策ツアー」で望遠鏡越しに月の撮影に挑戦

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 初夏恒例の「第32回葉山芸術祭」が4月20日、葉山町を中心に逗子市・横須賀市・鎌倉市各所で始まった。

口径12cmの高性能双眼鏡を設営中の「月面散策ツアー」主催者、イチローさん

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 住民でつくる実行委員会が主催・共催・協力する企画のほか、地域で活動するアーティストや一般市民・町民が開催する112の企画を繰り広げる。

 一足早く19日に「花の木公園」(堀内)で始めた「月面散策ツアー」は前回、双眼鏡・望遠鏡をのぞくまで2時間ほど行列ができた人気企画。「今回は予約制にしてお待たせしないようにしたので、ゆっくり楽しんでもらえる」と話す主催のイチローさんの本業は音楽エンジニア。「宇宙の地図を知りたくなって機材を集め始めた。天体望遠鏡界では有名な松本龍郎さんに会うために鳥取まで行く」と言い、「望遠鏡ではなく、双眼鏡で、両目で月を見ると宇宙船からのぞいたと思えるほど。月齢によって見え方も違うので、5月も期待してもらえれば」と呼びかける。

 今年発売されたばかりの口径12センチの双眼望遠鏡ほか望遠鏡数台も設置。地球の自転に合わせて月を自動で追尾する機能など大人も子どももイチローさんら天体マスターの説明を聞き、レンズをのぞき込んだ。スマートフォンのカメラで月の撮影にも挑戦した。2回目は5月14日・15日。

 イラストレーターのとげとげ。さんは26日~30日の5日間、「aura hayama」(一色)で「風景画展」を初開催。葉山町を舞台にした漫画「夫ですが会社辞めました」の登場人物たちが過ごす同町の風景を描き下ろした作品を展示。「どうやってオリジナリティーを出していくか、タッチを変えてきた変遷が分かる」とどげとげ。さん。会場では作品と今回の企画用に描いた漫画をまとめた冊子(500円)やオリジナルはがきなども販売。27日はイラストレーター体験もできる。

 実行委員会のメンバーは「大きな会場の企画だけでなく、葉山の町全部が会場だと思って、まち歩きをしながら楽しんでもらえたら」と話す。

 5月12日まで。

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