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葉山芸術祭キックオフイベント 新企画「竹あかり」発表も

1月11日に行われた第28回葉山芸術祭プレイベント「季節外れのオープンハウス」

1月11日に行われた第28回葉山芸術祭プレイベント「季節外れのオープンハウス」

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 第28回葉山芸術祭のキックオフイベント「季節外れのオープンハウス」が1月11日、SEE THE SUN HAYAMA(葉山町堀内)で開催された。

(左から)「季節外れのオープンハウス」でコンシェルジュを務めた実行委員の兼子朋也さんと「竹あかり」イベントを企画する朝山正和さん

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 同芸術祭は、毎年ゴールデンウイーク前後約3週間、葉山を中心に逗子・横須賀周辺で生活するアーティストたちが参加して行われている。主催は葉山在住のボランティアチーム。今年の開催予定は4月25日~5月17日。現在、参加企画・出展者を募集している。

 オープンハウスは芸術祭の一つのスタイルで、参加者が自分の家やアトリエを開放して作品の展示やワークショップを行う。11日のイベントでは、今まで参加してきたアーティストたちがオープンハウスを模した展示をし、地元の食を演出する料理人がフードを提供。実行委員の長谷川直子さんは「芸術祭に触れたことのない人たちへ芸術祭の一端に触れてもらおうと企画した。参加してみたい人の相談を受けたり、今年も芸術祭を開催するというPRになったりしている」と説明。

 当日、相談の窓口でコンシェルジュを担当した兼子朋也さんは「ネットでは見たことがあるが、実際に来たことがないのでどうやったら参加できるかとか、自分の参加したい企画が出展者として成り立つかなど直接、相談できる機会になってよかった」と話す。

 この日、紹介された注目の企画が「竹あかり」。芸術祭の当初から実行委員として関わっている朝山正和さんは「コラボ企画として5年目を迎える『竹あかり』企画を今年は角度を変えて、もっと町中で竹の良さに注目してもらいたい」と意欲を見せる。

 朝山さんが「竹あかり」と出合ったのは2014(平成26)年、生家のある大分県臼杵市。「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN(ちかけん)」が手掛けていた。「竹がまちづくりや環境づくりに役立っていて面白いと思った。私が運営している海の家オアシスも竹で毎年造っている。竹ならば葉山でたくさん手に入るし、工作もしやすいので芸術祭で企画した。これまではしおさい公園で行ってきたが、今年は町の路地や庭でもワークショップを開き、展示する人、場所を募集する」と呼び掛ける。2月には里山でスタッフと一緒に竹切りをしたい人も募る。

 「竹あかり×葉山町の路地・庭」企画、芸術祭への参加・出展申し込み締め切りは1月31日。

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