スキージャンプ選手の葛西紀明さんの講演会「夢は、努力で叶(かな)える」が、逗子文化プラザのなぎさホール(逗子市逗子4)で9月20日に行われる。主催は、逗子葉山倫理法人会。
葛西さんは、冬季五輪最多7度出場、ワールドカップ最年長(41歳219日)優勝などレジェンドと呼ばれる記録を残してきたトップ選手。一方、土屋ホーム(北海道札幌市)スキー部で選手の傍ら監督も務め、会社員として札幌本社部長の役職に就いている。
講演会実現のきっかけは、逗子葉山倫理法人会会長、平田全利さん。平田さんが社長を務める会社「ライジング」(鎌倉市大船)がスキー板やスノーボードのコーティングの仕事で土屋ホームと出会い、紹介されたのが葛西さん。平田さんの本業は内装業。家を建てようと計画していた葛西さんと内装の話でつながった。
平田さんは「打ち合わせの様子を撮影するときも、どういう顔の向きがいいかとか、撮影に必要のないお茶わんをさりげなく見えないように隠すとかとても気遣いのできる人。人柄が穏やかで腰が低い。とても魅力的な人だと分かり、ダメ元で講演をお願いしてみたら、引き受けてくださった」と話す。
講演会に先立ち、葛西さんが使用している2メートル50センチのスキー板とウエアが届いた。8日9日、逗子の銀座通りにあるアートギャラリー「カルティオG」(逗子市逗子5)で展示する。開催時間は10時~17時。講演会のチケット販売もする。
平田さんは「幼少の頃、極貧生活をしていた葛西さんが土屋ホームと出会って変わり、今、彼の明るさと笑顔に出会うと元気が出る」と講演の来場を呼び掛ける。
17時開場、18時30分開演。前売り券は2,500円、当日券は3,000円。