逗子市内の店舗と逗子海岸の海の家で8月23日から26日まで、はしご酒イベント「ずし呑み うみ呑み」が開催されている。
当日チケットを販売している特設テント。イベント立ち上げ時から携わっている実行委員、開成堂石渡薬局の石渡聡一郎さん(前列左)
市内の飲食業のほか、スーパースズキヤやTeala紅茶専門店での物販販売も含む49店が参加する「ずし呑み」は24日までの2日間。海の家全33店が参加する「うみ呑み」は26日までの4日間となる。
「ちょい呑みチケット」(3枚つづり、2,600円)を購入し、好みの3店舗をはしごできる。各店ではドリンク1杯とつまみを提供する。
つまみのメニューもそれぞれで、ラーメン店「想~SOU」はミニ煮干しらぁ麺、ピザとカキの店「ハマまで5分」はマルゲリータ1枚、鉄板料理とワインの店「comichi」は牛ロースのガーリックライスを提供する。昼から対応する店や子連れでも入店可能な店もある。
同イベントの始まりは2012年11月に亀岡八幡宮で新逗子通り商店会が開催した「大人の感謝祭@かめじん」がきっかけ。食べたり飲んだりしながら市民交流をしようと企画され、その後、はしご酒スタイルの「ずし呑み~大人の感謝祭~」がスタートし、今回で7回目。市内外から約3000人を集客するほどに成長した。
立ち上げから関わってきた「ずし呑み実行委員会」のメンバー、石渡聡一郎さんは「地域で商売したり活動したりしている人たちがお互いに手伝って、地域が盛り上がっていくといいなと思って続けている。市外からのお客さんのほうが多いけれど、観光客を増やしたいのではなく、地元の人にこのイベントをきっかけに地元のお店を知ってもらって常連になってほしい」と話す。
うみ呑みに参加する海の家「浪子亭(なみこてい)」は100年以上続く一番の老舗。4代目菊池千春さんは「海岸を海水浴場としていることで近隣の人たちに迷惑がかかっていることもある。地元の皆さんに貢献できたらと思っている。夕涼みがてらに来てほしい」と呼び掛ける。チケット1枚は約800円相当だが、「浪子亭」では、900円のプレミアムチキンと600円のアルコール類を提供する。
当日チケットは、JR逗子駅前の交差点そばに設置する特設テントと、銀座通り商店街の店「ジョニー湘南」、逗子海岸組合事務所で販売(売り切れ次第終了)。