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日本ヨット発祥の地 葉山でヨットフェス 英国五輪チームも参加

葉山港沖で行われたレースを観戦するブルーのオフィシャルシャツを着た英国チームメンバーたち。遠方に江ノ島

葉山港沖で行われたレースを観戦するブルーのオフィシャルシャツを着た英国チームメンバーたち。遠方に江ノ島

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 葉山マリーナと葉山港(葉山町堀内)を会場に8月25日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたイベント「葉山ヨットフェス2018」が開催された。

英国チームメンバーと記念撮影する母娘。スクールでヨットを練習している小学4年の女子児童は、選手の手の大きさに注目

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 2020年東京五輪セーリング競技が葉山港の沖合で開かれることもあり、町民がヨットの魅力に触れる機会として、葉山町と同町教育委員会が主催した。

 開会式で、英国チームのヘッドコーチ、クリス・ゴアーズさんは「町長が強く勧めてくれた通り、素晴らしい町で練習できている。週末ごとにレースをしているが、ヨットの町だと実感している」とあいさつした。

 キッズチアリーディングや太鼓演奏、空手やフラダンスなどのステージ披露、漁業協同組合などの飲食ブースのほか、葉山港沖ではセーリングレースが3レース行われ、多くの人が観戦した。

 8月17日からキャンプに来ている英国五輪チームの選手たちは、同町セーリング協会のスクール生や同港を拠点にしている慶應高校ヨット部生と2レース戦い、その後、ウインドサーフィンの山梨崇仁葉山町長や公募参加の町民などとファンレースを行った。

 学生時代チャンピオンだった腕前を披露し、ファンレースで優勝した山梨町長は「やるからには勝って盛り上げたいと思い、練習した。いい風だった。英国チームも、競技用の470級ではなく、子ども時代に遊んだような420級だったので懐かしい気持ちで楽しんでもらえたと思う」と話した。

 同じくウインドサーフィンでファンレースに参加した元北京五輪RSX級代表の小菅寧子さんも「レースは面白かった。自分が育った町、練習場にしている葉山が五輪会場になって、こうして英国の選手たちと触れ合える機会がもてることは本当に不思議で、運がいいと思う。今も日本チームをサポートしているので、英国といいライバル関係でいたい」と2020年に向けても抱負を語った。

 会場では、英国チームのメンバーにサインや記念撮影を求める家族連れが多く、千葉からもセーリングの国体で優勝をした高校生が話を聞きに駆け付けていた。

 英国チームは9月30日まで滞在予定。

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