湘南イタリアンとナチュラルワインの店「sou+(ソウタス)」(逗子市逗子1)が12月5日、JR逗子駅そばににオープンした。
「あさりのボンゴレ・ビアンコ」とクラフトビール、ナチュラルワイン
レストラン業界に17年間務めたオーナーシェフの細田健太郎さんは「SALONE2007」(横浜市)のシェフ時代、2016(平成28)年に「食べログ JAPAN RESTAURANT AWARD」イタリアン部門全国1位に、翌年には「ヒトサラ ベストシェフ&レストラン」で横浜エリアを代表する一人に選ばれた実績を持つ。昨年退職後、海の家やポップアップ店舗を出店しながら開業を目指していたという。
細い裏道からさらに奥まった場所にある建物は40年以上、喫茶店だった。壁もカウンターもリニューアルした。カウンター6席とテーブル7席。「料理人になる前は渋谷のクラブでDJもやっていた。音楽は大好きなので、音響にもこだわった」と細田さん。「音楽もそうだが、料理も店もいろいろな層、創、沿うで作られていくと思うので店名をソウにした」とも。
料理は三浦半島の素材にこだわり、毎朝、魚も野菜も自ら仕入れに行く。「なるべく素材の良さを出せるようなシンプルな料理を提供したい」と細田さん。前菜は「季節野菜のピクルス」(500円)や「トリッパの煮込みと三浦野菜グリル」(1,800円)、「旬魚の肉厚カルパッチョ」(2,000円)など、パスタは製麺所「浅草開花楼」の手作り生麺・トンナレッリを使った「原点のトマトソース」(1,300円)や料理人を目指すきっかけになった「あさりのボンゴレ・ビアンコ(イタリア製スパゲティ)」(2,000円)などをはじめ、「湘南しらなみ熟成豚のローストポーク」(50グラム=900円~)や「旬魚のアクアパッツア」(2,500円)など。
ドリンクはフランスやイタリアのナチュラルワインがメインだが、日本やオーストラリアなど各国のワインを提供する。グラスワイン(800円)、本日のグラスワイン(1,200円~)。ハートランド生ビール(900円)、「食後の自家製リモンチェッロ」(700円)、ソフトドリンク(600円)など。
「材料を仕入れて店に戻り、仕込みをするとランチには間に合わない。その分、15時からオープンするので、早くから飲みたい人に立ち寄ってもらえれば。ワイン1杯から楽しんでもらいたい」と細田さん。「ここに集まった人たちと一緒に地域を盛り上げていければ」と期待を込める。
営業時間は15時~23時。日曜と第1・3月曜定休。事前予約を呼びかける。