「介護に関する入門的研修」が11月19日から、逗子市社会福祉協議会(逗子市桜山5)で無料開講される。
神奈川県が介護未経験者を対象に、介護に関する基本的な知識や技術を学ぶことができる研修として県内5カ所で行っている事業。逗子では5回目の開講となる。
同協議会で研修を担当する平山智也さんは「介護職は人材不足が続いている。まず介護の仕事に興味を持ってもらいたい。全く経験のない人、始めてみたいけれどどういう施設でどんな仕事をするのか分からない人も参加できる。高校生や大学生が就職を考える一つの選択肢としても知ってもらえたら」と話す。
開講日は11月19日・26日、12月3日・10日。土曜を使い、延べ4日間で23時間の研修を無料で提供する。研修では、介護用ベッドを搬入して具体的に説明したり、日頃から介護に関わっている職員が現実的な話を披露したりする。認知症や障がいの話、就職についてのガイダンスも開く。
「市内の施設では資格がなくても働けるが、基礎知識を学んでいれば自信を持って仕事ができるはず」と平山さん。「家族に介護が必要になってから社会福祉協議会に連絡する人がほとんどだと思うが、こういう機会に協議会とつながっていればいざ困ったときにもつながりやすいと思う。若い世代にも地域の働き手として知ってほしい情報」と呼びかける。
開講時間は9時~16時(12月3日は17時まで、12月10日は13時10分まで)。受講無料。先着20人限定。申し込みは逗子市社会福祉協議会が受け付ける。