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逗子でフェアトレード認証「逗子珈琲」一新 フェアトレードフォーラムに合わせて

「逗子フェアトレードフォーラム2021 パネル展」で

「逗子フェアトレードフォーラム2021 パネル展」で

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 「逗子フェアトレードフォーラム2021 パネル展」が5月22日・23日に続き、29日・30日に逗子文化プラザホールギャラリー(逗子市逗子4)で開催される。主催は「逗子フェアトレードタウンの会」(以下FTTZ)。

「ZUSHI COFFEE」のパッケージデザインは6種類

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 フェアトレードについて逗子市は「適正な価格で商品を取引することを通じて、開発途上国の農家や小規模生産者、女性など、立場の弱い人々の自立を支援する国際協力」と説明。

 市は2016(平成28)年7月、日本国内で3番目の「フェアトレードタウン」に認定され、毎年1回、FTTZがフォーラムを開催。今年は映画「マイクロプラスチック・ストーリー~ぼくらが作る2050年~」上映やランチキャンペーンなどを行ってきた。

 展示会場では、「フェアトレード認証」について、「フェアトレードタウン」について、SDGsとの関連などについてパネルで紹介し、昨年6月から市民有志でリニューアルに取り組んできたフェアトレード商品「逗子珈琲(コーヒー)」改め「ZUSHI COFFEE」の紹介と販売も行っている。

 企画開発に取り組んだ関健さんは「今までと違う点は、フェアトレード国際認証を取得している中米ニカラグアの小さな農家が育てた高品質のスペシャルティーコーヒーだということ。認証マークが付けられたことは大きい。焙煎(ばいせん)もフェアトレード認証を取得している名古屋の齊藤コーヒーに依頼した」と話し、「ドリップコーヒーなので、手軽に味わってほしい」と呼び掛ける。

 パッケージのデザインなどを担当した高校生の磯野アサさんは「母がFTTZに関わっているのでフェアトレードについて意識するようになったが、同年代の友達はまだまだ知らない。若い世代は環境のためとか社会のためとか難しく考えると続かないと思うが、買い物する時の判断材料の一つとして知っていてほしい。『一人の百歩より百人の一歩』という活動だと思っている」と話す。

 土曜講座「逗子活性化プロジェクトチーム」でフェアトレードについて学んでいる市内の「逗子開成中学高校」の生徒らも展示会に来場し、「学校でこのコーヒーを扱えたら」と関心を寄せた。

 開催時間は9時~17時。入場無料。会場では「ZUSHI COFFEE」を特別価格で販売(4パック入り=500円、6パック=750円)。市内では、レストラン「パパゲーノ」(逗子市小坪4)、「こだわりの道具と雑貨の店 紡氣(つむぎ)」(逗子市逗子5)で販売する。

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