1月31日に閉店した逗子市役所1階ロビーのコーヒーショップ「ともしびショップ 青い鳥」が6月にリニューアルオープンすることになり、4月5日からプレオープンしている。
クッキーやマフィンのセット各種(500円)。パッケージは新しく作成
同ショップの運営を請け負った就労継続支援事業所「mai!えるしい」(桜山9)は菓子工房を持ち、保存料・着色料を使わないパウンドケーキやクッキーなどを通所者が手作りしている。4月5月は準備期間として月曜と水曜に商品を通所者と職員が販売している。
1991(平成3)年11月13日に知的障がいがある子の親らが中心に3団体が運営委員会をつくり、障がい者雇用と地域交流の場として開設した同ショップ。軽食やドリンクのほか、市内の福祉事業所が作った弁当やフェアトレード商品などを扱っていた。新型コロナウイルスの影響もあり、障がい者の感染に気を配りながらの営業は難しく、「親の会」の役割は終えてもいい時期に来たのではと閉店した。
逗子市障がい福祉課の雲林隆継課長は「知的障がい者の働く場として再開できたらと市内の施設に声掛けをしていたので、決まってよかった」と話す。
「mai!えるしい」の施設長、菊池一美さんは「青い鳥の運営を担ってきた『逗子市手をつなぐ育成会』の方々が知的障がいの子が働ける場として続いてほしいという思いを聞いていたこともあり、役所から声掛けしてもらい、引き継ぐことにした。市役所の中で活躍している姿を見てもらえたら」と話す。
「ともしびショップ 青い鳥」の営業時間は11時~14時。
プレオープン期間は、市内にある就労継続支援B型事業所「カモミール」も「高齢者センター」で手作りする弁当を毎日、販売している。