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葉山の「玉蔵院」中心に「花まつりWEEKEND」 3密避けても親密に

会場となる「玉蔵院」本殿前で。(左から)holidayの堀出隼さん、本多法仁副住職、運営スタッフの小島直子さん

会場となる「玉蔵院」本殿前で。(左から)holidayの堀出隼さん、本多法仁副住職、運営スタッフの小島直子さん

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 葉山町最古の高野山真言宗の寺「玉蔵(ぎょくぞう)院」(葉山町一色)が4月10日・11日にイベント「花まつりWEEKEND」を初めて開催する。

「花まつりWEEKEND」の案内

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 「もっと気軽にお寺に足を運んでもらえるようにしたい」と思っている副住職の本多法仁さんは2年ほど前から寺でヨガ教室を開いたり、防災についてのワークショップを開催したりしてきた。ヨガ教室に通っているアートディレクターの堀出隼さんは副住職のその思いを聞いていた。「私自身、寺に来るとすがすがしい気持ちになれる。花まつりのことも知らなかったが一緒に何かできたらと企画運営を担当することに」と話す。

 「4月8日、仏陀の誕生日を祝う仏教行事のある週末に行うことで、お寺にも関心を持ってもらいつつ、花御堂(誕生仏を安置する、花で飾った小さい堂)のように出店者や参加者に笑顔で会場を彩ってもらいたいと考えた」と本多副住職。

 2日間で21の企画や出店がある。無病息災をもたらすという「甘茶かけ」など「花まつり」にちなんだ体験や写真撮影会、ヨガ、野鳥の観察会など予約制のもの、出店はSEAMANMADE(ヨットロープ)・iandada(暮らしのええもん)・iloha(真鍮アクセサリー)・Linka(アジアン雑貨や衣料)などで、本多副住職は「坊さんと話そう」という企画をする。「いろいろな人話してみたい。悩みでも質問でもどんなことでもいいので15分間1対1で話そうと考えている。ゆるい気持ちでぜひ」と呼び掛ける。

 堀出さんの店「HOLIZONTAL(ホリゾンタル)」(葉山町一色)では仏教の教えにちなんだ丼メニュー「ヴィーガンな4種のブッダボウル」を提供するほか、H.P. DECO(手吹きガラス)やLe Monde de Nathalie(ライフスタイルグッズ)などの出店もある。

 玉蔵院と「HOLIZONTAL」の2キロ程のエリアにある2会場と3店舗「THE★FIVE BEANS」「LITTELE STAND HAYAMA」「Kasper」を巡る「煩悩スタンプラリー」も行われる。自分の煩悩と向き合いながら葉山の道を散策する。「HOLIZONTAL」でゴールすると「特製ブッダクッキー」をプレゼント。

 本多副住職は「花まつりはブッダの誕生を祝う祭りだが、皆さん一人一人の命も尊いこと、また明日から元気に頑張ろうと思えるような2日間にしたい。出会えた縁をきっかけに」と話し、「コロナ禍ではあるので、3密は避けて親密に」とも。

 開催時間は10日10時~18時、11日10時~16時30分。会場の駐車場は利用できない。

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