逗子や葉山にも店を持つレストラン&カフェ「マーロウ」(横須賀市秋谷)が4月1日、葉山の「森戸大明神(森戸神社)」(葉山町堀内)で入社式を行った。
新入社員11人は白銀正幸会長夫妻、白銀和馬社長夫妻、役員らと共に9時30分から本殿で祈祷を受けた。神事の最後に守屋大光宮司は、大相撲春場所で優勝した力士・照ノ富士関の話を例に「序二段まで落ちた時は辛抱し、努力を重ね、大関に戻れた際には周囲への感謝を忘れなかった。マーロウとご縁があって入社されたのだから、幸せな生活を送るようこの辛抱、努力、感謝の3つの言葉を肝に銘じてほしい」と話す。
「昨年も一昨年も新入社員は4人で、これまでは自社で行っていたが、今年は11人という多人数を迎えることとなった。弊社ではそのスペースがなく、会長が守屋宮司の弟と同級生という親しい関係もあり、初めて森戸神社で行うこととなった」と同社の湯川教道さん。白銀会長はもともと神社の近くに家があり、子どもの頃には境内で遊んでいたという。
10時から参集殿で行われた入社式では新入社員一人一人に辞令が交付され、関根咲稀さんが新入社員を代表して決意表明をした。白銀会長は「新しい環境になり、出会った人同士、どんな人なのかお互いを知らない。自分がどんな人になりたいのか、なりたい自分になれる時、これをチャンスと思って新しい自分を見つけてほしい」と祝辞を述べた。
白銀社長は式を終え、「コロナ禍でどうなるかと思ったが、11人もの新入社員を迎えられた。今日も曇っていた空が祈祷(とう)を終えて本殿から出ると晴れ上がり、いいタイミングで記念撮影ができた。こういう全てのことに感謝の思いしかない」と笑顔を見せた。