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逗子でフェアトレード×福祉の「ずしチョコ」第3弾 残りわずか

(左から)「逗子フェアトレードタウンの会」の名女川ゆりさん、絵を寄せた大橋てんまさんと西野優花さん、会の田中香世さん。「ともしびショップ 青い鳥」で

(左から)「逗子フェアトレードタウンの会」の名女川ゆりさん、絵を寄せた大橋てんまさんと西野優花さん、会の田中香世さん。「ともしびショップ 青い鳥」で

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 逗子の市民団体「逗子フェアトレードタウンの会」(以下FTTZ)が企画し、12月2日から販売しているフェアトレード×ウェルフェア(福祉)の「ずしチョコ」が残りわずかとなっている。

「ともしびショップ 青い鳥」に並ぶ「ずしチョコ」

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 日本国内で3番目に「フェアトレードタウン」に認定された逗子市のFTTZは、2017(平成29)年からフェアトレードチョコレートの包装紙に障がいのある人が描いた絵を巻き付けて販売している。同会の名女川ゆりさんは「これまでは集まった作品の中から選んで載せてきたが、どの作品も素晴らしく全ての作品を使いたいと考えていた」と話す。

 今回は逗子市内の障害福祉サービス事業所8カ所の通所者(小学生~40歳代)から「私の好きなもの」をテーマに描いた58枚の絵が寄せられ、全てを2枚ずつ組み合わせ30種類の包装紙に仕上げた。

 Action against Child Exploitation(東京都)が扱う児童労働のないフェアトレードカカオを使ったチョコレートをFTTZで購入し、障がいのある子どもの保護者が立ち上げたチョコレート菓子製造・販売「CHOCOLABO(ショコラボ)」(横浜市都筑区)がマンディアン(ドライフルーツをのせたチョコレート)を製造。

 オレンジ・レモン・クランベリーの3種のマンディアンを透明な円筒のケースに入れ、30種類の包装紙をカットし、一個一個、作業所「mai!えるしい」の通所者とFTTZのメンバーが手作業で完成させた。

 12月2日から逗子市役所内「ともしびショップ 青い鳥」と第一運動公園内「カフェちょこっと」で販売を始めたところ、あっという間に限定数200個余りが売り切れ、今月5日に追加した。残りは80個ほどという。販売価格は550円。

 市役所1階のともしびショップ 青い鳥で働いている大橋てんまさんは自分の描いた絵について「大好きな富士山を描いた。その前に立っているのは僕」と笑顔を見せる。

 パッケージデザインを主に担当したFTTZの田中香世さんは「ずしチョコという名前にしたのも逗子のおみやげになればと願ってのこと。市役所にあるショップでフェアトレードと福祉が連携した商品を販売している意味は大きい」と話す。

 ともしびショップ 青い鳥の営業時間は11時~14時。カフェちょこっとは新型コロナウイルス感染対策のため休業中。

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