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フェアトレードタウン逗子でフォーラム「SDGsと世界の子どもたち」 交流パーティも

(左から)フェアトレードチョコレートの包み紙のデザインに採用された西野優花さんと逗子フェアトレードタウンの会の磯野昌子さん

(左から)フェアトレードチョコレートの包み紙のデザインに採用された西野優花さんと逗子フェアトレードタウンの会の磯野昌子さん

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 「逗子フェアトレードタウンの会」(以下FTTZ)が主催するフォーラム「SDGsと世界の子どもたち」が12月15日、逗子文化プラザさざなみホール(逗子市逗子4)で開催される。

ずしチョコ第2弾。前列右の包み紙が西野優花さんの「大仏」

 主催のFTTZは、フェアトレードやフェアトレードタウン運動に関心を持つ市民が2011年から「逗子フェアトレードタウン勉強会」として活動を始めた。逗子市制60周年記念事業として選ばれた市民団体による事業の一つが2015年1月に開催した「国際文化フォーラム」だった。同年から「フェアトレードタウン」認定に向けて市との協働を開始。2016年7月、逗子市は日本国内で3番目の「フェアトレードタウン」に認定された。

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 同フォーラムは前回まで「国際文化フォーラム」として4回行われてきたが、今回から「逗子フェアトレード・フォーラム」と名称を変更。本年度、逗子市の緊急財政措置により、事業への予算は削減されたが、当初の取り決め通り、協働事業として公共施設の提供や掲示板での案内などは市が行ってきた。

 「逗子フェアトレードタウンの会」の共同代表、磯野昌子さんは「認定を受け、市と協働事業を行うことで一番変化があったのは、行政の人たち。一つの市民団体が活動しているというよりは、市の取り組みとして受け止めてくれるようになった。また、関東で認定されているのは逗子だけなので、市外からの問い合わせや見学も多く、逗子市のPRにもなっていると思う」と話す。

 フォーラムについては「1部は、SDGs(持続可能な開発目標)を分かりやすく、やさしく学ぶ機会としての基調講演、そして世界の子どもたちの現状を現地で見て、本にまとめたACE(児童労働のない世界を目指すNGO)代表の話や逗子の中でどんなことができるのかという事例報告。2部では高校生大学生が7月から勉強してきたことを発表する。チョコの原材料カカオ豆についてやフェアトレード商品の普及、フェアトレードスクールなどについて」と説明。

 会場では、フェアトレードグッズも販売する。ウエルフェア(=福祉)とフェアトレードとの共作となる「ずしチョコ」もその一つで、フェアトレードチョコレートの包み紙に逗子市内の障がいのある人が「私の好きなもの」をテーマに描いた絵を採用している。

 第2弾は12月8日から販売。市役所1階のともしびショップで働いている西野優花さんの絵「大仏」も応募作品32点の中から選ばれた。御朱印集めが好きという西野さんは実際に見に行った鎌倉と奈良の大仏を描いた。「選ばれてうれしい」と笑顔で、自分の絵が包み紙になったチョコを薦める。

 磯野さんは「商品を買ってもらいたいために活動しているわけではない。世界のことを自分のこととして考える一番身近な取り組みだと思う。若い人たちが動き始めているので、地域の活性化にもつながればいい。そのきっかけとしてでもフォーラムに来てほしい」と呼び掛けた。

 フォーラム後、18時30分からは「世界とつながろう 国際交流パーティ」が逗子文化プラザさざなみホールで行われる。飲食を楽しみながら、各国の参加者が歌などを披露する予定。

 フォーラムの開催時間は、1部=13時10分~15時30分、2部=15時30分~16時30分。参加無料。パーティの参加費は大人=1,000円、子ども=500円。

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