日本郵便南関東支社(川崎市川崎区)・神奈川県南部地区統括局長の久保博之さんと葉山一色郵便局長の鈴木雅一郎さんが12月1日、山梨崇仁葉山町長を訪問し、「葉山町×英国 ホストタウンフレーム切手」の完成を報告した。
(左から)フレーム切手「鐙摺港から見える富士山」「葉山港沖のセーリング風景」「上山口の棚田」
葉山町が2020東京五輪出場国である英国セーリングチームのホストタウンということから、鈴木さんが五輪開会に向け、春先に葉山町役場へフレーム切手製作を提案し、写真の準備などが進められていた。横須賀芦名を拠点にヨットに乗っていたという久保さんは「地域の皆さんに身近な金融機関として町の事業を応援したいと考えている。ヨットを知る身としても写真の選択など出来栄えに満足している。特にヨット発祥の地である鐙摺(あぶずり)港の写真はヨットに思いのある人ならハッとすると思う」と話す。
シートは3種類で各400シート限定。図柄は、「葉山港沖のセーリング風景」(84円切手10枚、1,330円)、「上山口の棚田」「鐙摺港から見える富士山」(84 円切手5枚、920円)。切手は英国セーリングチームの競技風景(ヨットの10種競技)を題材に作成した。葉山の写真は政策課の宮崎愛子さんが以前、撮影したもの。
切手のデザインなどを担当した町職員の笠井佐淑さんは「英国チームの皆さんは葉山の風景が自国の本拠地である港町、サウサンプトンとよく似ていると気に入ってくれていた。この企画に当たり、快く写真も提供してくださった。私もセーラーなので、ヨットのことをよく知らない人にもヨットの魅力や迫力が伝わるよう写真を選んだ。五輪が延期になって会えなくても英国チームとつながりを継続していきたい。町として応援している気持ちを表したかった」と力を込める。
山梨町長は「英国チームと年々親密になって、ヨットを理解する人も増えてきている。これまで町と英国の良い関係を表現する場がなかったので、切手シート販売はとてもよい機会になった。英国チームにも贈呈する予定」と話す。
取り扱い郵便局は、葉山、葉山一色、葉山堀内、東京中央、大手町。12月5日0時15分から日本郵便ウェブサイトでも販売する。