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「逗子アートギャラリー」が第2展示室完成 オンライン作品展で作家の素顔も紹介

第2展示室に(左から)アーティストの田口弘勝さんと浦部裕光さん。木彫りのハイエナは浦部さん作品

第2展示室に(左から)アーティストの田口弘勝さんと浦部裕光さん。木彫りのハイエナは浦部さん作品

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 第2展示室の改装工事を終えた貸しギャラリー「zushi art gallery」(逗子5)が4月29日から作品展「reopening exhibition」をオンライン上で始めている。

第二展示室入り口に立つオーナーの徳富直子さん

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 2012(平成24)年12月に、オーナーの徳富直子さんが逗子の田越川沿いにある自宅を改装してオープンしたギャラリーは2部屋で31平方メートル。「最初の2部屋は白を基調としたほのぼのとした雰囲気で、どちらかといえば女性的。新しく第2展示室とした部屋は、壁を広くとって男性的にした。大きい作品もどんと置ける」と徳富さん。「レセプションパーティーなどもできるようにもともとあった厨房設備を残して整えた」とも。

 新しい展示室(25.2平方メートル)は、最初の展示室の隣だが、別棟となり、入り口の間には野バラの門がある。四季折々の花が咲く庭が特徴で、川沿いの遊歩道を歩く住民やウオーキング団体の目も楽しませている。

 4月下旬から予定していた、ギャラリーゆかりの写真家や版画家、水彩画家ら22人による作品展「reopening exhibition」は新型コロナウイルス感染予防のため公開を延期した。徳富さんは「作家さんには作品をお持ちいただいている。online galleryとしてフェイスブックとインスタグラムを使い、作品と共に、作家さんの素顔、出会いなどを紹介することにした。アンティーク小物なども順番に紹介している。実際にギャラリーでご覧になりたい方は予約メッセージを」と話す。

 もともと絵が好きで画廊を開きたかったという徳富さん自身もアーティスト。「ここを始める前は場所を借りて企画展をしていた。自分が運営するギャラリーで自由に開催することを望んでオープンしたが、最初は分からないことが多く、一流の作家さんたちにいろいろ教えていただいた。皆さんにギャラリーを育ててもらったと思っている。逗子や葉山、鎌倉には東京や横浜などで個展をされるような素晴らしい作家さんがたくさんいる。地元でも作品を見せていただけたら」と期待を寄せる。

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