葉山の住宅街に建つ複合ビルの1階に4月18日、マクロビオティックの理念を取り入れた「HAYAMA NOBU'S」(葉山町一色、TEL 046-874-4262)がオープンした。店舗面積は約15坪、席数は24席。
オーナーシェフ丸伸彰さんは、葉山の老舗日影茶屋の10代目当主、角田庄右衛門さんがマクロビオティックの考えに基づいたレストランを都内に立ち上げた際に携わり、レストラン「ラ・マレー」(葉山町堀内)では副料理長を務めていた。
マクロビオティックとは、日本の伝統食を基本に、住んでいる土地の旬の物を食べ、自然に順応・調和して生きるという考え方のことで、角田さんが提供するマクロビの料理は、肉・卵・乳製品・白砂糖・化学調味料を使わずに、主に国産有機玄米や野菜、豆、海藻を使う。
丸さんは「ストイックなイメージもあるが、そうではなく、体にとっていいと思うものを選んでいるだけ。この店では、平飼いでハーブを餌に育った鶏、牧草放牧牛など飼育方法などを見極めて、肉もメニューに取り入れている」と説明する。魚は三崎産、ハーブは自家製。
ランチメニューは「VEGEローストと福井県産コシヒカリ無農薬玄米ご飯のスパイシーVEGEカレー」(1,100円)、無農薬ケール、有機キヌア、自然栽培大豆、玄米フレークなどを取り入れ、玄米ご飯と一緒に食べる「VEGEアボカドサラダボウル」(1,100円)、白神こだま酵母の自家製フォカッチャが付く「ナチュラルデリセット」(1,000円)など。昆布と野菜のだしで作った「ブイヨンスープ」や「ナチュラルデリ」など単品もある。オーガニックワインは430円増し、無農薬のコーヒーや無農薬の紅茶も200円増しで追加できるが、4月中はランチのセットドリンクを無料で付ける。
丸さんは「動物性食材を食べないベジタリアンにもおいしく食べてもらえるよう素材や調理法にこだわっているが、特定の人を対象にしているのではなく、自分の体のことを考えて食事をしたいという多くの人に喜んでもらいたい」と話す。
営業時間は10時~15時、17時~22時。月曜・第3火曜定休。