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フェアトレードタウン逗子の天然酵母パン工房「亀亀堂」が「フェアトレードチョコパン」販売へ

「贅沢チョコの天然酵母パン」を手にする「亀亀堂」店主の内海陽三さん

「贅沢チョコの天然酵母パン」を手にする「亀亀堂」店主の内海陽三さん

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 天然酵母パン工房「亀亀堂」(逗子市小坪1)が2月19日、フェアトレードのカカオ豆を使ったチョコパン「贅沢チョコの天然酵母パン」の販売を始めた。

「贅沢チョコの天然酵母パン」にはフェアトレードのカカオ豆を使ったチョコチップを使う

 店主の内海陽三さんは「『フェアトレードタウン』に認定されている逗子市の市民として、少しでも社会貢献できればと考え販売を決めた。パンを通じてフェアトレードに関心を持ってもらえれば」と話す。

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 逗子生まれの内海さんは、都内のパン店に就職し、「パンづくりは切る・焼く・煮るという調理ではなく、発酵によって生き物を育てるように作る面白さにひかれ、2005(平成17)年に都内でベーカリーを出店した」と話す。サンドイッチ、ラスク、クッキーなど約80種類の商品を扱い、天然酵母のパンは店の一角に置く程度だったという。

 「もともと健康志向だったこともあり、もっと天然酵母に向き合ったナチュラルブレッドを作りたいと逗子に戻り、実家の一部を改装して、2018(平成30)年にパンを製造する工房『亀亀堂』を完成させた」と内海さん。『亀亀堂』のパンの特徴は、パンのために40年以上の天然培養酵母づくりの経験を生かしてできたという「あこ天然酵母」(八王子)と沖縄の塩「シママース」を使っていること。「天然酵母のパンは固くて酸味があるというイメージだが、私のパンはふんわりとして、甘みがある」と説明する。

 昨年9月までは、国道134号沿いの逗子海岸ロードオアシス内にある店舗販売がメインだったが、閉店後は、逗子市第一運動公園内のコミュニティカフェ「カフェちょこっと」で、月曜・水曜・木曜・土曜に販売している。食パンやロールパンのほか、チーズパン、コーンパン、クリームパン、ごまあんパンなどを並べる。予約して毎週購入する人もいるという。幼児を連れて来た母親は「亀亀堂さんのパンは安心して子どもにも食べさせられる。味も素朴でパン本来の味がわかる」と話す。

 新商品「贅沢チョコの天然酵母パン」はベトナムで自然栽培、有機農法で作られているフェアトレードのカカオ豆を使う。発酵・乾燥済みのカカオ豆を輸入後、障がい者支援施設「晴れ晴れ」(埼玉県川口市)で製造したチョコチップを練り込んだ丸型のパン。「ちょっこと」では170円で販売し、初日はすぐ完売した。当分は水曜のみ販売する。

 内海さんは「今後も神奈川県産の食材とコラボしたパンを作って地域を盛り上げていきたい」と話す。