逗子・葉山周辺にあるコーヒーロースターやコーヒーの豆や入れ方にこだわるカフェを一堂に集めたイベント「逗子葉山 海街珈琲祭2019」が11月16日、亀岡八幡宮(逗子)境内で初開催された。
コーヒー飲み比べチケットとセットになったオリジナルマグカップ
主催は、逗子に移住しカフェを経営する「アンドサタデー 珈琲と編集と」店主の庄司賢吾さん・真帆さん夫婦と、「BREATHER COFFEE」店主の長谷川晃平さん・瑞穂さん夫婦。庄司賢吾さんは「逗子と葉山には魅力的で地域に愛されるコーヒーショップが多いが、今まで一堂に集まる機会や横のつながりがなかった。大好きな逗子や葉山のコーヒーショップをたくさんの方に知ってもらい、エリア全体でコーヒーが地域に根ざし、暮らしに溶け込む文化をつくっていけたら企画した」と話す。
イベントには、東逗子の「FATCAT COFFEE」、葉山の「Dark Arts Coffee Japan」「inuit coffee roaster」「The Five Beans」「カフェテーロ葉山」「三角屋根 パンとコーヒー」などコーヒーを扱う11店のほか、書籍や古着、アート作品、不動産店なども参加し、音楽ライブも行われた。
会場では11店のコーヒーの中から4種類を飲み比べできるチケットをオリジナルのミニマグカップ付きで用意。前売りチケットは約200枚、当日チケットは約400枚を販売した。当日はどの店にも人が並び、横須賀の山の上にある「Trukikoya Coffee Roaster」(浦郷)のブースには特に長い列ができた。
来場者たちは「名前は知っていたが、行かれていなかったお店のコーヒーが飲めてうれしかった」「飲み比べという仕組みで、コーヒーの違いを感じることができた」「子育て中でゆっくりカフェに行ったり、ライブを楽しんだりできないので、コーヒーと音楽を楽しめて幸せだった」などと話していた。
イベントを終え、庄司真帆さんは「市内の方をはじめ、都内からお越しの方、学生さんからご年配の方まで、予想をはるかに超える方々にお越しいただいた。半年間準備を重ねてきたかいがあった」と振り返り、「これをきっかけに生まれた、コーヒー屋同士の横のつながりを大切に、逗子・葉山での暮らしの中でコーヒーをより身近に感じられる文化を育てていきたい」と意気込む。