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葉山でコスタリカ産の豆にこだわるコーヒー店 築100年以上の古民家を生かして

(左から)バリスタの安徳秀規さんと店主の大下力さん

(左から)バリスタの安徳秀規さんと店主の大下力さん

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 葉山の大道交差点から徒歩すぐの場所にある古民家を改装したコスタリカのスペシャルティコーヒー専門店「カフェテーロ葉山」(葉山町一色、TEL 046-874-9061)が12月9日、オープンした。

カフェテーロ葉山の外観

 店主の大下力さんは会社を退職後、3年前にコスタリカのコーヒー生産者と直接取り引き関係を結び、現地の農園で栽培・焙煎(ばいせん)・パッケージしたスペシャルティコーヒーを鮮度を保ったまま空輸で直輸入する合同会社エンディレクト(葉山町)を立ち上げた。製品は通販サイトとショッピングプラザ「HAYAMA STATION」で販売している。

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 大下さんは「海外赴任の多かったサラリーマン時代だったが、最初の赴任地チリのカルチャーが肌に合い、いつか自分でビジネスをする時は中南米絡みがいいと思っていた。コーヒーは好きだったこともあり、現地の大使館などに問い合わせて話が進んだ。10年ほど前に自然豊かな葉山に越してきたが、国土の4分の1が国立公園と自然公園というコスタリカの風景と葉山の里山の風景がよく似ていることもあり、葉山ならコスタリカのブランドとブレンドできると思った」と話す。

 販売だけでなく、実際にコーヒーを味わってほしいと思い物件を探していたところ、築100年以上の古民家と出合い、福岡でカフェをしていたというバリスタを友人に紹介され、開店の話が一気に進んだ。

 安徳秀規さんは、福岡のカフェでバリスタをしていた。カップやコーヒー器具にも見識があり、こだわってそろえたという。「スペシャルティコーヒーは完熟の豆を使うので甘みがある。ミルクは準備が無く、砂糖も申し出がなければ出さない。鮮度がいいので、豆本来の品質のいいコーヒーを味わってほしい」と安徳さん。

 約100坪の古民家は梁(はり)も太く、柱も丈夫だった。靴でそのまま入れるように畳を床に張り替えた程度の改装を行い、年代を感じる風情を生かして開店した。個室ではないが、3つの部屋に20席を用意するほか、続き間に子ども用の部屋もある。床の間などには、大下さんの書道家だった父親が使っていた和だんすなどを置いた。

 コーヒーは入れ方によって価格が異なる。ハンドドリップ、フレンチプレス、水出し=550円、ネルドリップ=650円。季節のハーブティー=550円、フレッシュジュース=700円。平日9時~12時はグッドモーニングコーヒーとして各種カフェ・ドタを350円で提供。パウンドケーキ(250円~)、タルト(550円~)も用意する。

 大下さんは「コスタリカのコーヒーは個性的というより、すっきリとして毎日飲んでも飽きのこないコーヒー。うちはたっぷりの量で出している。コーヒーを通して、環境先進国であり、世界一幸せといわれる小さな国、コスタリカを紹介していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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