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葉山の小曽根亮さん、パラ陸上世界大会7位 東京2020パラ出場の夢持ち越す

帰国後、仕事場の葉山町役場で

帰国後、仕事場の葉山町役場で

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 葉山町会計課職員の小曽根亮さん(横浜在住)が11月13日、アラブ首長国連邦・ドバイで開催された「2019 WPA 世界パラ陸上競技選手権大会」のやり投げ競技(F54クラス)に日本代表選手として出場し、7位入賞を果たした。

「2019 WPA 世界パラ陸上競技選手権大会」のやり投げ競技(F54クラス)の賞状 (提供=小曽根亮さん)

 F54クラスやり投げ競技には9人が出場し、小曽根さんの記録は23メートル37。11月20日、仕事場の葉山町役場で小曽根さんは大会を振り返り、「6投中3投がシーズンベスト。一番飛んだ距離と飛ばなかった距離の飛距離差が58センチと安定していたが、一発が出なかった。暫定の世界ランキングの記録を見ると、私の自己ベストから80センチ以内に3選手がいる。一気にその3人を抜いて、ランキングを上げたかったが」と無念の表情を浮かべた。

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 小曽根さんは2006(平成18)年、大学4年生の時に脊髄を損傷。腹部から下を動かせない両下肢体幹機能障がいを負い、車いすでの生活になる。円盤競技と出合い、2018(平成30)年10月、障がい者スポーツ総合大会、アジアパラ大会に出場し、やり投げで4位入賞。現在も日本記録を保持している。

 葉山町役場には2018(平成30)年4月から週4日、非常勤職員として働いている。出国前、山梨崇仁葉山町長に「この大会のテーマは東京2020パラリンピック出場へつなげるということ」と決意表明をしていた。

 小曽根さんは「前回のアジア大会では現地での体調管理がうまくいかなかったが、今回はご飯もおいしく食べることができ、30度の暑さ対策もうまくいった。コンディションを整えることができるようになり、自信になった」と話す。「日本では私より上位の選手がいないので、レベルの高い世界の選手を動画で研究していた。大会ではその選手を間近で見ることができ、とても参考になった」とも。「来年4月に北京大会、5月に日本選手権が予定されるので、東京オリンピックへの希望は持ち続けたい」と意欲を見せる。

 結果を受けて、山梨町長も「まだ東京オリンピックへのチャンスは残されているので応援したい」と期待を込めた。

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