今年で26回目となる「葉山芸術祭」の実行委員会が3月31日、一色会館(葉山町一色)で企画参加者向けに初めて作戦会議を開いた。
葉山芸術祭はゴールデンウイーク前後の約3 週間にわたって、葉山を中心に逗子・横須賀の地域住民が主体となり、参加者の工房や店舗、自宅を開放して100を超す企画を展開する。
実行委員会では毎年この時期に、完成したガイドブックを企画参加者に渡す「配布会」を行ってきたが、今年は配布だけでなく実行委員や参加者の交流を目的に初めて「作戦会議」として開いた。
委員会メンバーがメイン企画などを説明した後、参加者は7つのエリアに分かれて企画を紹介し合い、どのように盛り上げていくかなどを話し合った。今年の参加企画は75件だが、森山神社で開催の青空アート市への出展者なども合わせ100人近くが集まった。
委員会には、来場者や参加者からアンケートを取り、要望や感想などをまとめ、より良い運営にしていくために「調査研究チーム」がある。今回の作戦会議も、その調査の中から「参加者同士の交流がしたい」という声を拾い実現した。
初参加者からは「何も分からなかったので同じ地区の人と話ができて良かった」、常連参加者からは「いつもは何となくガイドブックを取りに来ただけだったが、目的を持って集まれることはいい」などの声が聞かれた。
ガイドブックはこれまで有料(100円)で販売していたが今年から無料にしたことで、役所や図書館などにも置かれる。
葉山芸術祭の開催期間は4月21日~5月13日。