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関東大震災時、逗子海岸にいたベルギー大使の逃避経路を追体験してみよう

関東大震災時、逗子海岸にいたベルギー大使の逃避経路を追体験してみよう

企画講師の蟹江由紀さんと康光さん

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 逗子海岸周辺で4月7日、「津波からどう逃げる 1923年大正関東地震ベルギー大使の津波逃避」と題して、津波から逃避した大使の体験を追体験するイベントが開かれる。主催はジオ神奈川(逗子市沼間2、TEL 046-873-6283)。

イベントのチラシと蟹江さんが自費出版した「関東大震災-未公開空撮写真」

 企画した「ジオ神奈川」代表の蟹江康光さんは理学博士、妻で事務局長の由紀さんは元中学校の理科教諭。康光さんは活断層による阪神淡路大震災を契機に,自然災害の被害を減らす取り組みを始め、調査を続けていく中で海軍撮影の空撮写真の存在を知り、関東大震災の被災地である神奈川県の写真集を2016年に自費出版した。共に活動を続けている由紀さんは、生まれ育った逗子に関東大震災の記録が数少ないことを知り、逗子周辺の調査研究に力を注いだ。

 その成果の一つとして、ベルギー大使が大震災当時、逗子の別荘にいたこと、海で津波を体験し、それを書きまとめていることを知った。さらに、逃げ込んだ家が現在も存在し、当時の状況を子孫が聞いていたことが分かり、この貴重な記録を地域住民に伝えたいと今回のイベントを企画した。

 当日は、大震災当時の逗子の地形をレクチャーした後、実際に別荘があった辺りから、津波に襲われた海岸を経て、逃げ込んだ家までを歩く。

 「関東大震災は昔話でも物語でもない。実話だということを追体験で確認してほしい」と由紀さん。康光さんも「活断層を調べていて分かることは、歴史に残る地震は教訓を与えてくれているということ。ベルギー大使が冷静に記録していることを、この機会に知ってほしい」と参加を呼び掛ける。

 13時20分集合。参加費は500円(保険・資料代含む)。申し込みは4月5日まで、メール(okinaebis@mac.com)で受け付けている。

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