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逗子在住作家・折原みとさんの長編小説「幸福のパズル」が文庫化 舞台は「リアルな葉山」

文庫版「幸福のパズル」を刊行した折原みとさん

文庫版「幸福のパズル」を刊行した折原みとさん

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 逗子在住の作家・折原みとさん原作の長編小説「幸福のパズル」が6月13日、講談社から文庫版で刊行された。

逗子市立図書館にも折原さんの多くの著書がある

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 折原さんは、1985(昭和60)年に少女漫画家、1987(昭和62)年に小説家としてデビュー。1991(平成3)年刊行の恋愛小説「時の輝き」(講談社)は110万部を売り上げるベストセラーとなり、映画化もされた。

 折原さんがこれまでに著作した書籍は、マンガ、小説をはじめ、絵本、詩集、フォトエッセー、料理レシピ本など200冊近くに上る。現在は講談社のウエブサイト「現代ビジネス」に取材記事を掲載したり、「FRaU」の公式サイトでエッセー「おひとりさま、犬をかう」を連載したりするなど幅広い執筆活動を行っている。

 「逗子には一度も来たことがなかったが、1997(平成9)年、友人の紹介で訪れた土地を1回で気に入り、家を建てた」と折原さん。

 「幸福のパズル」は小説家デビュー30周年記念として2017(平成29)年に出版。逗子を舞台にした小説「天国の郵便ポスト」、鎌倉を舞台にした小説「制服のころ、君に恋した」に続く湘南3部作となる。折原さんは「湘南は舞台にしやすい。特に葉山は私の生活圏。『幸福のパズル』を書いていた時は、1月に閉店してしまったデニーズに毎日のように通っていた」と振り返る。

 ストーリーは、葉山で生まれ育ち、小説家となる女の子が高校3年生の夏、老舗ホテルの御曹司と恋に落ち、行き違い、別れ、再会と何度も引き裂かれながらも愛を貫き成長する2人の姿を描く。

 森戸海岸、芝崎海岸、海小屋、元町周辺など、実在する「リアルな葉山」が舞台。折原さんは「葉山女子旅きっぷで、文庫版を片手に、登場する場面を聖地巡礼のように葉山を巡ってほしい」と話す。

 「単行本を出した時には、私の元々の読者さん世代、30~50代の方がいろいろ経験して恋愛もして結婚もして子どもも育てて成長された年齢になっていた。そんな皆さんが10代の頃の気持ちを思い出したり、今の自分の恋愛観や人生観と照らし合わせたりしながらで読んでもらえたらいいなと思った。でも発売してみると『久しぶりに若い頃の初恋を思い出したよ』など、意外なことに60代以上の方やおじさま方から感動したという声もあった。文庫版は幅広い年代に読んでもらいたい。特に10代の恋愛下手と言われる世代、恋愛って何?という世代に『恋っていいよ』と思ってもらえたら」と笑顔を見せる。

 全784ページ。価格は1350円。

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